« 2005年01月 | メイン | 2005年03月 »

2005年02月27日

05’ ゼロックススーパーカップ

シーズンの開幕を告げるゼロックススーパーカップに行って来た。
今年は例年の国立と違い横浜国際競技場だったのだが、着いて見ると同競技場、すっかり看板が”日産スタジアム”に代わっていた。(実際は3月1日らしい) その日産スタジアムで行われた今年のスーパーカップはそのホームチームでもある横浜Fマリノスと東京ヴェルディだった。

とにかくこの日は寒く予想最高気温が7度、おまけに日差しも少ないという観戦には不向きな天候だったのだが、試合そのものも前半は寒さがただよう内容だった。

050226.jpg
ワシントン戴冠。

どちらもまだシーズン前の仕上げの段階のためだろう、チーム自体の調子が上がっておらず不用意なミスが多く、攻めも一つ一つを確認をしながらという感じで、こりゃくグタグタのうちに終わるかな、という感触さえ持っていた。
マリノスの守備はレギュラーを幾人か欠きながらも安定しており、対するヴェルディはその右サイドを売り出し中の相馬が時折単騎で突破するぐらいしか見せ場が無い。方やマリノスもそれほど安定しているとは思えないヴェルディDF(林が再三右の李康珍のポジショニングを注意していた)を崩すほど決定的なチャンスを作れない。さすがにあれだけレギュラー攻撃陣を欠くと苦しいのは承知であり、代役とも言える大島も清水もがんばっていたが今だ迫力不足。シーズン前の調整試合らしい寒々とした内容で終わるなとハーフタイムには寒さに耐えかね帰ろうかとさえ思った。

だからこそ後半のワシントンショーは尚更衝撃的だった。前述のように守備の安定度から行ってもこの試合はたぶんマリノスのものだったはずだが、それを彼たった一人で木っ端微塵にしてしまうのだ。

ワシントンは来る前から久々の大物という冠がついていたが、あの2本のゴールを見るとその形容詞は伊達ではない。彼を見るとどんなに守備を固めてもスーパーなものの前にはなすすべなど無いという無力感さえ覚えてしまう。それほど衝撃的だった。空中戦にはそれほど強いとは思えないが特筆なのが大きな体を存分に使った体の強さと足下の柔らかさ。特に2本目の那須と中澤という日本を代表するDF陣を引きずりながらの強引とも言えるファーへの豪快なシュートには世界の広さを改めて感じさせた。中沢の成長を見て初めて個で勝負出来るDFが日本人で育ったと以前書いた覚えがあるがこの日を見る限りではスーパーなレベルにはまだ無いようだ。イヤ、ホント世界は凄いと改めて思うと同時に今年のリーグの見所が一つ増えたと嬉しくも思った。

投稿者 bellwin : 09:35 | コメント (0)

2005年02月21日

A3大会

先週来からの風邪が治らず、本日も予定していた打ち合わせが先方都合でぽしゃったこともあり家で養生をしている。ここまでしつこい風邪も久々で、自分の体の弱さを改めて教えられた感じがして少々落ち込んでいる。皆さんも用心して下さい。

そんな体調の中、韓国で行われたA3大会をTVで切れ切れに見た。
日本から出場の横浜Fマリノスは私同様の風邪ひきや腹下しの輩がぞろぞろいたようで、最終戦のメンバーなどは若手ばかりの育成の場と課していたのには同情を禁じ得ない。さすがにあのメンツで韓国チャンピオンの水原三星に勝てというのは無理な事であり、岡田氏も勝敗など度外視していたのだろう。氏の敗戦後のインタビューもあっさりとしていたように感じた。
また、個人的には昨年まで湘南にいた”クマ”こと熊林が1得点を上げていたことは嬉しかった。
「痩せるとこんなにコンディションがよくなくるのかと、プロ6年目で改めて気づいた」
…って、今更それは無いだろう、クマ。

しかしこのA3大会、いまいちそのスタンスが分かりにくい。もともとリーグチャンピオンが戦う場はACL(アジアチャンピオンズリーグ)があるのだし、しかもシーズン前のこの時期というのはプレシーズンマッチと呼ぶにふさわしい時期でもある。東アジア一を決めるにはふさわしいとは思えない開催期間である。
そもそも東アジア一を決めたからと言ってそれは何か意味があることなのかという疑問もぬぐい切れていない。

そんなかわいそうな立場ながら来年も同大会は存立するそうであるが、それならいっそのこと各国のリーグ優勝クラブを除いた2位3位クラブ同士を戦わせるUEFAカップ的なものにしてみたら如何だろうか?もしくは日本ではナビスコカップ優勝クラブと準優勝クラブなどでも良い。
下手にリーグ東アジアチャンピオンなどという中途半端なものを決める大会より、普段他国のクラブと戦うことの少ないリーグ中位クラブ同士を切磋琢磨させた方はこの地域のサッカー発展に寄与すると思うのだが如何だろう。優勝クラブは賞金とA3チャンピオン(NOT 東アジアチャンピオン)の称号だけ与えるだけで良いではないか。

まあ、スポンサーの問題はあるんだろうが、せっかく作った大会である。何とか理解あるスポンサー企業を説得してサッカーファンに意義のある大会にしてもらいたいところである。

投稿者 bellwin : 15:07 | コメント (0)

2005年02月10日

対北朝鮮戦その2

試合が終わった後の安堵感は必要以上だったかも知れない。
しかし、同点に追いつかれた時には負けも覚悟した。
高原のシュートがあらぬ方向に飛んでいった時には引き分けでいいとさえ思った。
第4審が掲げたボードに”3”の数字を確認したときは希望と絶望が交錯した。
そこにあの大黒のゴール。昨年良く見た風景。そうあの中国の地で。今それが目の前で起きた事に信じられないという思いと同時に、喜びという言葉以上に大きな大きな安堵感が私の心にあった。

北朝鮮応援席
北朝鮮応援席全景


この日スタジアムには6時ぐらいに着いた。
浦和美園駅から歩く道のりは二つに分断されており、片方が日本代表サポーターで今一方が北朝鮮サポーターという分け方だったようだが、北朝鮮側はあまり人が歩いておらず(当たり前だ)何故か日本代表のユニフォームを着ている人もチラホラで、何だか良く分からない規制だった。言われていたほど警察官の姿も目立たず各メディアで報道されていたような厳戒態勢!という雰囲気では無かったように思う。(さすがに北朝鮮側応援団バス周辺は凄かったようだが)
更に入場時のチェックもいつものカバンチェック(大甘!)とプラス金属探知器(超甘!)ぐらいでそれほど厳しいとは感じなかった。但し上空を飛ぶヘリの数と数多の報道陣とそこから発せられる喧噪が”決戦”の雰囲気を醸し出してはいたが。

スタジアムに入ると既に北朝鮮側応援団が応援を始めており、そこに鎮座するブラスバンド部が高校野球のそれを思い起こさせ、何やら懐かしいやような、またこの場に似つかわしくないような不思議な気持ちにさせてくれた。
日本のゴール裏はスタジアムの場所が場所だけにこの時間ぐらいではまだ全て埋まらず結構空いており微妙な温い雰囲気がありあり。北朝鮮応援団が応援を始めると思い出したかのように日本コールとブーイングをする程度で、あの熱く苦しかった97年9月7日の試合開始前とは大きく様変わりしていた。そういえば自分の席もいつの間にか代表では多くの試合がゴール裏からバックスタンドに替わっている。8年の歳月は短いようで長く重い。

試合は観ての通りだが今後に修正の示唆を多く残すモノとなった。この日は4バックにしてから(中盤を厚くしてから)チームが機能し始めたが、それとてこれまでの経緯を考えるとだったら試合開始から4バックというのはリスクが大きすぎると考える。国内組と海外組のブレンド比率問題にしても、この日は前述の通り4バックにして中盤を厚くしサイドのケアを3バックの時(特に三都主のサイド)ほど考えなくて良いことによるボランチの安定と、それに伴う2列目(中村と小笠原)の自由化(後ろをあまり考えなくて良い)という要因に導かれたものだと私は思っている。海外組を出せばレベルが上がるというのは昨年の一次予選で幻想だということは分かっているはずだ。実際この日の中村と回りの連携は私には今一つのように思えた。また高原は相変わらず代表では信用できない。

終了間際に大黒のゴールが決まった時はそれこそスタジアムには地響きとしか言いようの無いものが響いていた。私のまわりも誰彼無くハイタッチやら抱き合うやらでものすごいハイテンション。その前までの”焦燥”という言葉が最もふさわしい雰囲気からは一変した。私も無論嬉しかったがそれ以上に上記のように大きな深呼吸と共の安堵感に包まれた。
とにかく1戦目は終わり無事ホームで勝ち点3を得たことは何より大きな成果であり事実なのだ。この結果を以て次の対策をジーコには立てて欲しい。ともすればうまく行かないと安易な改編(僕等素人にも分かりやすい人選)を行いがちな監督だからいきなりの4バックに黄金の中盤復活というのもあり得るかも知れない。それだけは無いと祈ってはいるが。

但し私はこの代表人選問題に勝とも劣らない深刻な状況が今の代表を取り巻く環境にあると考える。
この日、私の座ったバックスタンドではあの展開の中、ラスト5分を過ぎると席を立つ人が目立ち始め、しかもあろうことかその流れが途切れなかった。
確かに埼玉スタジアムは立地も悪く、ともすれば異常にその地を脱出するのに時間がかかってしまう環境にある。子ども連れで帰りの混乱を避けたい気持ちも十分に分かる。だがこの日はどう見ても東京近郊に住んでいそうな大人だけのグループ(若い奴ら多し)やらカップルやらも次々と席を立っていた。

昔の事と比べてばかりでなんだが、かつての”決戦”と名された試合でこれほど人が席を立つことを私は知らない。しかも点差が離れており勝敗が見えているのならそれも仕方無いが、同点でしかも日本はホームで絶対に勝たねばならない状況下にあったのに、だ。しかもこの日の戦いはワールドカップアジア地区最終予選なのである。その重みを知ればおいおいとあの状況で席を立てるわけが無い。いや、あの状況で席を立ってしまうぐらいにしかこの試合を観ていないのならこの日この場所に来るべきでは無いだろう。市中にはチケットを取れなかったかつての歴戦の猛者は大勢いるのだ。この光景を見たら彼らの思いは如何ばかりだろう。私はこの予選に於いては日本代表を覆うこの浮かれた(としか表現出来ない)空気が最大の敵だと思う。敵は眼下にいる。


ついでに…
これはあちこちで書かれているのでついでだが、私もULUTRASを中心に歌っている”ジンギスカン”は応援には合わないと思う。曲の拍子に間が空きすぎで勢いが無い。攻めるテンションにはなれない曲だ。CDまで作って引っ込みつかないのかも知れないが、彼らの目的からしても商売よりも大事なものを考え是非再考を期して欲しい。

投稿者 bellwin : 16:37 | コメント (0)

2005年02月09日

北朝鮮戦を終わってとりあえず。

つまるところ、この日の苦戦の原因は三都主の出来の悪さが大きな原因ではなかろうか?

もともと彼に守備は期待していないので、今日のようにその点で役に立たなくても仕方は無いと諦めもつくが、攻撃面であれだけパスミスやボールのかっさわられをしてしまうと、本来このサイドのケアに必要以上に気をつけなくてはならないボランチにとっては堪らない。この三都主のところからカウンターを喰らい続ければ両ボランチは下がらざるを得ないというものだ。これにより小笠原も下がらざるを得なくなり、結果、両FWが孤立する場面が目立ってしまっていたように思う。実はこのチームは中村でも小野でも中田でも小笠原でも無い三都主という選手の出来というのが生命線なのではなかろうか。そう個人的には大きく認識した試合であった。

とにかく最後までつかれた試合だった。他にも少し書きたいことがあるのだが本日は精魂尽き果てたのでそれはまた明日にでも。とにかく勝ち点3をとれただけでもよしとしたい。

050209.jpg

夢いっぱいだった試合前。

投稿者 bellwin : 23:50 | コメント (0)

2005年02月05日

最終予選を前に

いよいよ最終予選である。
初戦の北朝鮮戦はなにやら外野が異常に騒がしいが、選手には冷静に戦って欲しい。
個人的には8年前と比べあまり燃え上がっていないのだが、これだけ各メディアで煽られると普段サッカーの話などあまりしない人からも「行くんですか!」みたいな驚きに近い声をかけられ、「えぇ。」みたいな曖昧な語尾で返答を返すということが続いている。
サッカーマニアよりそうでない人の方がテンションが高そうな最終予選である。

さて、私は先頃発表された招集メンバーを見てジーコの変化を感じた。その理由は調子の悪いもしくは合同練習に出ることの出来ない海外クラブ在籍の選手を選ばなかった事に他ならない。初期の頃に感じた「ウィニングイレブンやってんじゃねーぞ!」みたいな選出は影を潜め、きちっと最近の代表での実績や練習での成果を見極めていると感じる選出である。

少し疑問があるとすればブンデスリーガで結果の出ない高原の招集ぐらいか。議論の多い三都主・加地の両サイドも直近の2試合を見れば”仕方のない”納得である。私が言うのもおこがましいがやっと監督らしくなってきたような気がする。

そしてこの選出を見てフト考えたのだった。これまでのメンバー選出迷走劇はともすればスターばかりを並べたがる世論を納得させるための布石だったのでは無いかと。
最初にあのような”黄金の中盤”に代表される人気投票的な選出を行い、その上で「ほーら、機能しないでしょ」ということを誰にも納得させ、最終的にはチームとしての機能性を優先した選出(こういう場合どちらかと言えば地味メンバーになること多し)を行い最終予選を戦う。ジーコ氏はそこまで読んでいて我々の罵詈雑言に耐えこの2年間を費やして来た…。考え過ぎか(笑)。

更に私は実は最終予選でこのメンバー選出とは違うところで興味あり期待してしまう選手がいる。中山大将、そうゴンの復活劇である。

何故かW杯が懸かると彼は不死鳥のように蘇って来る。93年も97年も2002年もそうだった。今回も最後の最後にはメンバーにいそうな気がするのだ。とりあえず第1戦はピッチレポーターを務めてもらえばそれは確信に変わるだろう。そして最後にはアウエイ北朝鮮の地あたりで決勝のゴンゴールを見たいものだ。彼の魂は往年の輝きを取り戻せれば代表には必ず必要だ。

さて、私はとりあえず8年前のように近所の神社に必勝を祈願して賽銭でも上げに行くか。その上で2月9日は埼玉スタジアムでそのキックオフを待つとしよう。後は風邪に気をつけようーっと。
「頑張れ代表。」

投稿者 bellwin : 11:38 | コメント (0)