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2005年04月16日
Jヴィレッジでの戦い
両チームとも勝機のある試合だった。どちらが勝ってもおかしくはなかった。
ただ、湘南に限って言えば勝てる試合を落としたというより、引き分けなら上等という内容でもあった。試合後のホーム山形サポーターからのブーイングがそれを物語っている。
この日のスタジアムは山形主催のJヴィレッジメインスタジアム。
芝不良ということでの会場変更、しかも県外という半ばペナルティに近い場所での試合である。
湘南サポーターにしても事前に山形行きを予定していた猛者は、そのキャンセル等で少なくない損害を被った人もいるであろうし、多少近くなったとは言え、あまりに中途半端な場所であることは間違いがない。
朝6時過ぎに自宅を出て8時上野発の特急スーパーひたちに乗る。そこから約2時間半かけて最寄り駅の広野に着いた。
駅に着くと告知通りシャトルバスが駅前にいた。駅前といってもロータリーがあるだけ、人もほとんどいなまさに何も無い駅前である。そこにぽつんとシャトルバスが一台待っている風景というのはなかなかシュールである。
とりあえず列車から乗り換えたこの試合をわざわざ観に来た物好き達でバスはそこそこ一杯になりスタジアムへ。
スタジアムまでは10分も乗っていなかった。しかもこのバスはタダ!モンテディオの今回の件に関するせめてものお詫びの印だろうか。
スタジアムはまさに山の中にある。夏だったらセミがうるさいだろうな、思えるような場所だ。
来て見て知ったのだが、実はJヴィレッジ本体(ホテルや練習場があるところ)とこのメインスタジアムは少し離れていた。
スタジアムとヴィレッジとは大きな谷にて分割されており、その谷を迂回する一般道を20分(1.9Km)程度歩くとJヴィレッジに行けるのだ。
私はスタジアムには2時間も前に着いてしまったので、少し運動も兼ねてヴィレッジまで歩いてみた。

メインエントランスから
Jヴィレッジのファーストインプレッションは、とにかくもったいない!という言葉に集約される。何面もある芝生のピッチ。しかもメンテナンスは完璧。更に都内にあってもおかしく無い豪華なホテルがそのすぐ横に立つ。そこをジャージ姿のユースのガキどもが歩いているのだ。おめえらには5年早い!と言いたくなるほどである。
ホテルにはサッカー合宿では無い一般のお客さんも結構泊まっているようで皆さん、ちょうどメインコートで行われていた東北プリンスリーグの試合をみていたりする。とにかくこんな山の中でJのマークを見るのは不思議な気分だった。前日、会社の同僚からサッカー合宿したいからとパンフを貰って来るよう言われていたのだが、ここで会社のサッカーチームが合宿するのはチト実力不足のような…。まさにもったいない。

ホテル内部からピッチを臨む
しばし見学した後、もと来た道を歩いて戻り、ゴール裏に設置されたこのスタジアム唯一の入口から内部に入る。
スタジアムは思っていてよりは立派で、メインは西が丘を近代的にして一回り大きく
したようなもので、バックスタンドは三沢のそれを少し小さくした雰囲気。両ゴール裏には席は無く、特にホーム側はすぐ後ろが崖という立地である。無論サッカー専用なので見やすさは問題なく、出来るなら平塚の競技場と替えてもらいたいと感じるぐらいにはなかなかに立派なスタジアムである。

Jヴィレッジスタジアム。ゴール裏は席無し
スタジアムの観客はホーム6割アウエイ2割地元2割といった構成比率だった。我々アウエイはバックスタンドの一角に押し込められるような形で席を指定されていたが別にこのチケットでメインスタンドに座ろうがホーム側に行こうが規制は無かった。
そして、前述の通り試合そのものは両チーム痛み分けという結果に終わる。内容的にはアグレッシブで両軍とも攻守の切り替えが早く、観る方としてはハラハラドキドキが続く、激しく疲れた試合だった。
試合終了後、バスの混雑を予想し片付けをして早々に帰路に向かう。だが、観客の大多数は自家用車で来場しているようで(すぐ横に巨大な無料駐車場があった)、出口横で待機していた帰りのシャトルバスもああっさり乗れ、試合終了15分後には広野駅に戻ってこれてしまった。ある意味快適な運営でもある。
広野駅からは鈍行に乗り、いわきで特急に乗り換え、こうして片道5時間、往復10時間に及ぶ日帰り遠征は終わったのである。
ちなみに湘南はシーズン当初の勢いがサポーターの目から見ても感じられない。少しリアクションサッカーに過ぎるとも思う。相変わらず加藤望は動き回っているし柿本も前線で競り負けていない。ただ、シーズン当初にかみ合っていた各自の歯車が少しずれ始めているようにも思え攻撃の形が当初ほどスムーズでは無い。もちろん相手チームにもかなり研究されているようで、湘南の良いところを逆に利用されていたりもする。この日もヤスが前に出た後の右サイドを執拗に狙われて、そこへのケアにかなり新人の富山が回る場面が目についた。
更にあれほど改善したと思われた中盤での競り合いでも負ける場面が目立つようになっているのが気にかかる。今後昇格争いに加わるためには次節のホームでの水戸戦は勝利が絶対だが、内容もよりアグレッシブでより良いものが求められる。
投稿者 bellwin : 2005年04月16日 23:30