2005年08月13日
また鹿島か…
表題は優勝の行方の事ではない。
今回の小笠原のレッチェへの移籍騒動に関してである。あの胸くそが悪くなる中田浩二の移籍に次ぐ移籍トラブルである。
曰く
「頭を下げて移籍をお願いした。だけど、そこまでしたのにチームはダメだといい続ける。本来ならば向こうが残ってくれと頭を下げるべき。今回のチームの対応にはがっかりしました」。 (8/13付サンケイスポーツwebより)
「頭を下げてお願いしたのにダメと言われる。移籍の話はずっとしてきたのに、今になってダメと言われるのは納得いかない」 (8/13付スポーツニッポンwebより)
「今までは(クラブ側が)オファーが来たら行かせてくれると言い続けた。本当は(クラブが)『残ってくれ』と頭を下げるべき。自分は下げたくなかった。そこまでしたのに『ダメ』と言い続けるのはどうかなという部分がある」 (8/13付 スポーツ報知より)
スポーツ紙上での発言なのでかなり割り引いて聞かなければならないが、どの紙面も同じおうな事を書いてあるということはこの問題で小笠原とチームの間に相当の溝が出来ているのは間違いがない。だが「本来ならば向こうが残ってくれと頭を下げるべき。」という発言は、優勝を争っているチームのエースが今言うべき言葉なんだろうか?
確かに彼の言うように
「選手には仕事先を選ぶ権利があると思う。高い評価をしてくれるところがあれば、そっちに行きたいというのが選手の気持ち」 (8/13付 サンケイスポーツ)
というのはまったく職業に関係なく同意するが、その彼も同意して2年の契約を結んだ。ならばまず、その2年という時間をチームのために捧げるのが筋論であろう。そしてそれは、サッカー界であれば契約途中で、もしチームを移りたいのなら移籍金なりの金銭的見返りがそれなりに必要ですよ、というのがこの複数年契約の裏の意味でもあり、今回のように(鹿島フロントの発言によれば)小笠原の移籍金としては果てしなく少ない金額であるならば、それは選手もあきらねばならない、という意味も含まれているのである。人件費というリスクを冒して複数年契約を結ぶクラブからすれば当然のことでもある。(逆に言えばクラブからすれば移籍金狙いのビジネスが出来る契約事項でもある)
今年、小笠原は再三、サッカーダイジェストの持ちコラムや他の媒体で「優勝したい」と再三繰り返していた。その優勝のためには彼が何も何でも必要な鹿島は、(中田移籍問題で懲りたのだろう)シーズン途中での移籍を(現実的に)難しくなる複数年契約を彼と結び、優勝への万全の備えを行った。小笠原側もその意は分かっていただろう。なのにここに来てのゴタゴタ。この一連の発言を聞くと僕にはどうにも小笠原が社会のルールも分からないわがままなガキにしか見えないのだが、諸兄はいかがであろうか。
しかしなんでまた鹿島はこうも海外移籍の件でのトラブルを起こすのであろうか?
「いつでも好きな時に海外移籍出来ますよ」とでも言わないと選手も鹿島に来てくれないのだろうか。中心選手にシーズン中にあんな発言を許してしまうほどフロントは舐められているだろうか?根本的に選手に対して甘いのか?
何か日本のクラブ、いやサッカー界全体が持っている問題をこの鹿島アントラーズというチームは常に抱えているような気がする。
及び、どのスポーツ紙の記事もチト小笠原寄りすぎないだろうか?それは言い換えれば代表寄りと言ってもいいと思うが。これもスポーツ紙のみならず日本サッカーそのものが持っている根本的な問題である。
投稿者 bellwin : 2005年08月13日 08:22