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2006年03月04日

開幕の朝

いよいよJリーグが開幕する。そこで少しばかり今年のJリーグを考えてみた。

今年のJのテーマは真のビッククラブの誕生があるかどうかがだと思う。ここでいう真のビッククラブとは海外のビッククラブと比べ遜色ない、もしくは近いレベルの選手を揃えることが出来る国際化されたクラブの事を言う。これはこのような国際的ビッククラブの誕生こそがJリーグの新たな発展に寄与すると考えるからであり、現状の財政均衡政策により小さくまとまざるを得ないリーグの現状を打破する可能性を秘めているかである。

確かにJリーグはそこそこ客はついている。もう過去のように危機的な状態に戻ることもすぐには無いだろう。だが、入場者数を見ても頭打ちの状態で、そこから今ひとつ抜け出せていない。小さくまとまっている状態なのである。またJリーグの調査でも観客の高年齢化が進んでいる。悪くいえば、若いサッカーファン(主に海外リーグ好き)の中には「Jなんてダッセー」なんていう意識があるのは間違いがない。これではいつかはじり貧になる可能性もある。この状態を打破するには更なるファンの獲得(特にこれまでJを「ダッセー」と感じていた若い奴ら)が必須の条件であるのは自明の理。そのためには誰もが行きたいと思わせる”記号”が必要であり、その”記号”とはビックネームの獲得であり、それによるリーグの活況であろう。

今年はそのチャンスの年でもある。これはいうまでもなく12月に開かれるクラブワールドカップ(旧トヨタ杯)に、一つはアジアチャンピオンズリーグを勝ち抜けば、いま一つは開催国として自動的に出場できるということに大いに関係がある。

ただ、ACLにはここ数年日本勢はロクな結果を残していない。これには、やはり日程的な問題が一番ネックになると僕は考える。どうしても国内リーグを重視せざるを得ない(逆に言えば他国に比べればそれだけJリーグが成功している証拠であるとは思うが)事情を考えると今年も勝ち抜くのは厳しいと感じる。せめてグループリーグで2カ国が参加を実質辞退したヴェルディのガンバの立場が逆転していれば少しは違った展望も描けるのだが、ワールドカップイヤーでもあり日程は過酷であり、相当の苦戦は免れないだろう。

だが、国内のリーグを勝ち抜けば、クラブワールドカップに参加出来るのだ。今でもそんなのまやかしだ!との論調も目立つが、やはり僕はこれがJクラブの発展に大いに寄与すると考えているとても前向きにとらえている。ここに出場したければ、ワールドカップが終わった時点で優勝の芽のあるクラブは、夏の補強シーズンで大物外国人を補強する可能性があるだろう。そして、それが功を奏し、クラブW杯である程度の結果を残せば真のビッククラブの誕生につながる可能性があると考えている。

これで特に期待をしたいのはやはり資金も豊富な浦和。今年の優勝狙いということでも十分その資格はあるが、来年はACLへの参加も決まっているため、今からその準備をしていると聞く。そのためにも更なる人材は必要であることは明らかである。人気は国内ではNO.1なのだから後はこれに実力をつければ狙うは海外であろう。

浦和のようなクラブが国内のみならず、海外のクラブと戦っても遜色ないもしくは勝てる試合を行えることが一般の人でもわかるようになれば更にJは発展する。何しろ日本人は”外国と戦う日本”が大好きなのだ。今回のオリンピックからのカーリング人気を見ても分かるだろう。その意味で今年のJリーグは国際化の波に乗れるか(または乗るか)どうかの一つの分岐点でもあると言える。そして国際化をせねばJの発展は無いと思うのだがさてどうなるだろう…。今年一年を大いに期待したい。

投稿者 bellwin : 2006年03月04日 06:51

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