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2006年06月25日

川淵氏とオシム監督

24日、ワールドカップ(W杯)ドイツ大会から帰国した日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンは、帰国直後に成田市内のホテルで記者会見を行い、ジーコ監督の後任となる日本代表監督として、現在Jリーグのジェフ千葉を指揮するイビチャ・オシム氏(65)と交渉を進めていることを明らかにした。(スポナビより)

反対である。
オシム氏が代表監督に現時点で就任する事には反対する。
理由は簡単。
「代表の為なら、Jの1クラブくらいどうなってもかわまわない」という空気が気に入らないからだ。今の協会には間違いなくそんな空気がある。そして協会を中心としたサッカー界全体にも同じ空気がある。
「代表のためなら何でも差し出せ」 まるで太平洋戦争時の、鉄が足らないために国民に釘まで差し出させた大日本帝国のようである。

一つだけこの提案に賛成するとするなら、今シーズンはジェフと代表の兼任監督という立場。やはり、勝手にクラブのシーズン計画を協会自らがメチャメチャにするのはおかしすぎる。それとも協会がオシム氏に代わる有能な監督でもジェフに紹介するのだろうか。さもなくば今シーズンの降格は無し、とか、ハンデ勝ち点を与えるとかするのだろうか。あり得ない話だが、いずれにせよ協会の横暴でしかない。

また、僕はこの国のサッカーをより強固にするにはJのレベルアップが不可欠と考えている。確か川淵氏もそんな事を言っていたハズだ。この件はまた別項で書きたいと思うが、そのためにもJのプライオリティを上げなければならないにも関わらず、これでは協会自らがJをないがしろにしすぎている。

それとも、監督候補と言われる大物達(僕は戦術家として有名なアメリカ代表のアリーナ氏や若手育成に定評のあるアルゼンチン代表のペケルマン氏が良いなぁなどと思うのだが)に片っ端から断られてしまった上での、これは苦肉の策なのだろうか?それほど日本サッカーは世界の中で舐められているのだろうか。

または、日本人の事を知っている、とかいうキーワードに協会が縛られすぎているのではないだろうかとも訝っている。異文化交流での現場の苦労は分かるが、何とも不可解な手近人事が2度も続くのはそれこそ世界を目指す日本サッカーとしては不可解である。

及び川淵氏の今回の失態(ポロッと言ってしまった )は現場はどう思うか。相当の混乱をきたしそして恨み節を吐くだろう。普通のトップなら責任モノであるが、たぶん同氏にその事を問う声は上がらないだろう。この辺りの独裁ぶりは、氏のこれまでの業績を称えつつも、既に許容の範疇を超えている。やはり水は留まると腐るのだ。もっとも今回のこの発言は、W杯敗退責任逃れの意図的リークの臭いもするが。

ともかく安易過ぎる今回の川淵氏の独善案(でしょう、だって川淵氏の「オシムの言葉」を読んでこの人なら思った、というのがその発想らしいし)に振り回され、それを遂行しようとしている日本サッカー協会の体質には心底がっかりした。川淵氏の早期退陣を強く望む。功績のある方だからこそ晩節を汚さないで欲しい。

投稿者 bellwin : 2006年06月25日 16:25

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