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2007年01月25日

モノ分かりの良い大人

本日、Jリーグの日程が発表になった。世間的に開幕一番の注目は埼玉スタジアムの浦和対横浜FCだろうが、各チームのサポーターにとってはマイクラブが最も注目だろう。かくいう湘南はホームで仙台を迎え撃つ。開幕から大挙押し寄せるであろう敵を圧倒できれば、とワクワクする組み合わせだ。とにかく待ち遠しい。

他にも少し気にかかるのが大分のトリニータの梅崎移籍問題。この件について短く思いついたまま書くと、梅崎もまだ若く(19歳はいくらプロでも日本では、まだガキと言ってよい年齢だ)、周りの恩やら、空気などを読むような歳ではない。そんな歳なら憧れ(ここも少しガキチック)のみで突っ走りたくなるのも十分に分かる。だって子どもなんだから。

問題はそれを妙な思いやりで無理矢理にでも押さえきれない周りの大人が問題。「行きたいならカネを置いてゆけ、オマエにいくらかかったとおもっているんだ。あと2年ある契約はどうする?」とつけ放つ態度がここでは必要ではないか。要は社会のキビシサを教えるである。現実を教えてあげるのである。それを若い選手の芽を摘むには‥云々と、妙に物わかりの良い大人を皆が演じるから、話はややこしくなる。それで移籍できなくてつぶれたらそれはそこまでの選手だということだ。少々冷たい言い方だが、そんな事は社会ではいくらでもあり、違うニュアンスでだれでも経験している。

そして、きっと梅崎も大人のこの妙な優しさを計算して駄々をこねていると僕は見る。困ったことに今の子はそういうところはもの凄く計算高い。(これは実感)

だから、グルノーブル云々が問題なのではない。日本の大人の態度が問題なのである。
それともこれは少々乱暴な意見だろうか?

投稿者 bellwin : 22:44 | コメント (0)

2007年01月21日

移籍市場の活発化

やはりシーズンオフだと書くことがない。既に湘南は沖縄の地でキャンプ中だが、何せ遠いもので情報量が少ない。湘南の補強は十分だとは思うが、それにしてもベルディは反則である。名波・服部に続き、柏のディエゴまで取るという噂まであり、J今シーズン、J1で戦うつもりなのかと‥。

そういえば、このオフの各チームの補強はなかなかに活発である。確かに移籍のうち、外人のビッグネームはFC東京のワンチョペぐらいだが、阿部の浦和移籍しかり、大久保の神戸移籍、久保・奥の横浜FC移籍、名波・服部のヴェルディ移籍、そして今はジュビロの福西の移籍が取りざたされているなど、元・現代表クラスの移籍が当たり前になってきている。少し前なら他チームの主力引き抜きは御法度の様を呈していたが、いまや隙あらばの仁義なき戦いの様子で、それほど各クラブともなりふり構わずとも言えよう。

選手も不満が少しでもあれば、他クラブへの移籍は少しもマイナスにとらえていないようで、そういえば、名古屋の古賀が柏に移籍したのも驚いた。このあたりを見ると、クラブへの忠誠心なぞ既に古き良き時代となったようで、サポーターにとっては寂しい限りだが、良く考えれば我々サラリーマンも古き良き?終身雇用の崩壊とともに移籍は当たり前になってしまい、その社会情勢を鑑みれば、こうした移籍も当たり前の出来事なのだな、と妙に納得もしてしまう。まあ、我々中高年の場合は不満あっても、そう簡単に移籍など出来ないのだが(笑)。


投稿者 bellwin : 18:51 | コメント (0)

2007年01月13日

06年 ベストブック 発表

という訳で今年はこのブログ上で発表します。投票してくれた方、お待たせして申し訳ありませんでした。

今年の評価は過去最低。このサイトを常連さん達の中の幾人かは、投票したい本がない!ということで棄権した方もいらっしゃる程。確かに僕も選ぶのに苦慮しました。積極的に支持したい本がなかったからです。

この現象はロクな事をかけない著者が悪い、というより、まともな事を書かせてくれる出版社がない、という事に起因するように思います。正直、サッカーの単行本、売れません。というより本そのものが売れないので、出版社も取次(本の問屋さん)も出版については非常にナーバスなってしまうのです。売れそう(この売れそう!という感覚の構成要素は世の中のトレンドに引っかかっている事が重要)なものはポンポン出版させてくれますが、そのトレンドに引っかからないものは出版するのが難しいのが現状なのです。そういう意味でトレンドだったオシム関連の本はあっという間に5冊も出てしまいました。逆に、そのトレンドにはひっかからないけどサッカー狂にとっては狂喜するような内容のモノは、あまりにリスクが大きく、出版に到らない事が多いのです。ですから、皆さん、ネットばかり頼りにしないでもっと本を買って下さい。(笑)

とは言え、「じゃ、今年は該当無しネ」というのもどうかと思うので、結構無理矢理に選んでみました。異論反論あるでしょうが、低調な中での選択だったという事を踏まえた上でご了承下さい。


第1位
「1974 Football Odysssey」 (著者:西部謙司 発売:双葉社)

私は最初、この本をあまり高くは評価していませんでした。語り尽くされた試合を今更、しかも部外者の日本人が書いても面白くないだろう、と思ったのです。

しかしながら読むうちにその考えは間違っていることを知り、自分の浅はかさを知った次第です。
同書は1974年西ドイツワールドカップ決勝、西ドイツ対オランダという試合、及びそこに到るその試合に関わった選手や監督そして国を描いたモノです。しかも史実には従っていますが、選手の言葉や行動はフィクションであり、ノンフィクションを元にした小説にしてあるというものです。ですから、バイスバイラー氏(ボルシアMG元監督)が江戸っ子言葉だったりします。

私が間違っていたというのは、この本が史実書として書かれているのではなく、小説としてすぐれていることに気が付かなかった事によります。史実を元にしているとはいえリアリティのある試合中の選手間の会話や駆け引きなどは、この著者でなければ書けないだろうと思うほどで、サッカープレイヤーとしては超アマチュアの私に多くのものを教えてくれました。また、この試合に到るまでの伝説のプレイヤー達の生き様が、まさに生き生きと描かれているのも魅力で、まるで西ドイツ大会を三国志のように群雄割拠する強者達の物語のように感じさせてくれます。しかも史実には忠実ですから、2006年ドイツ大会の前に、再度あの大会を振り返る事も出来、タイムリーであった本でもありました。

第2位
サッカーという名の神様(著者:近藤篤 発売:NHK出版)

この本は世界各国での日常とサッカーという視点を鋭い視点とユーモア溢れる文体で16のエッセイとして切り出しています。

16の物語は国別に切り取られており、国毎のサッカーの現実と人々の生活の現実を織り交ぜながら語られていますが、(著者は本来は写真家であったハズですが、文書の才能も素晴らしく)どのエッセイも読後感が気持ちよいのです。嫌みな事も嫌みとして受け取れないというか、余裕がるというか、世界中のサッカーを長く見てきた深さというか、何故にこのような文が書けるのか不思議であり、ある意味嫉妬さえしてしまいます。サッカーというスポーツに対する愛情は溢れんばかりにわかるのにそれが少しも押し付けがましくない。私もいつかこんな文が書けたらな、と思う1冊です。


第3位
俺が近所の公園でリフティングしていたら(著者:矢田 容生 発売:小学館)

小説としては凡庸ですが、ネット社会から生まれた本として時代を象徴しているものとしてここに取り上げます。元は2chのスレから始まったものとして知られており、ああいう形でも小説が生まれてしまう2chの持つパワーと、市中には実に多彩な人が眠っているという事実を知らしめてくれた功績は、今後の出版界も考えねばならないものだと考えます。今や小説は一部の”先生”だけのものではなくなりました。


以上です。ご協力頂いた方、ありがとうございました。

投稿者 bellwin : 17:25

2007年01月08日

盛岡商業よ、おめでとう。しかし‥

例年通り、雪山(スキー)に行っていたため、高校サッカーの決勝は見ずじまい。岩手勢、初の優勝ということでおめでとうございます。

しかしながら、帰って来てニュースをみれば見るほど、(若者のがんばりにケチをつけるつもりはないが)今更ながら学校サッカーばかりをクローズアップするのは時代と逆行してやいまいかと不思議に感じる。特に普段、この手の事には目の厳しいサッカー系ブログも、この時期の高校サッカーの有り様やメディアでのその取り上げ方に文句を垂れるところは少ない事も面白い。そういや、高校ラグビーも良く取り上げられていたっけ。

学校体育の全てがいけないとは言わないが、この人気と報道の突出ぶりは僕にとっては何だかとっても不思議なのである。皆さん、そんなに「学校」というシステムに愛着を感じるのだろうか?自分も出身校を応援する気持ちくらいはあるが、それにしても僕にとってはこの突出ぶりは不思議なのである。

投稿者 bellwin : 22:39 | コメント (0)

2007年01月04日

ワールドカップ効果

12月末で締め切ったサッカーベストブックですが、諸般の事情により今少し発表を遅らさせて欲しいと思います。予定では1月中旬。まぁ、気にしている人はそんなにいないと思いますが大変遅くなり申し訳ありません。とは言え、それほど驚くような結果にはなりません。

因みにこのサイトにはアマゾンのリンクが貼ってあって、そこから商品(ここの場合は本ですね)が購入出来るようになっているのですが、これがワールドカップ効果が如実で、1月からを4半期毎に分け、その購入比率を年初から順に見ると、4:3:2:1ときれいに減っています。確かに出版点数も9月以降は減っていますが、それにしてもW杯というイベントが当サイトにさえも経済効果を与えるというのは確かなようです。恐るべしワールドカップ。

因みに売り上げ的にも第3四半期までは過去最高でした。第4四半期は最低でした‥(笑)。

投稿者 bellwin : 19:22

2007年01月02日

2007年、今年もよろしくお願い致します。

明けましておめでとうございます。さて、元旦は天皇杯決勝を見に国立へ。図らずもまたもレッズの試合を見ることになった。たぶん、2006シーズンは湘南の次にレッズの試合を観に行ったと思われる。まあ、注目浴びる試合にすべてレッズが絡んでいたわけで、これは仕方ないのだが、少し他のチームもがんばって欲しいものである。

この決勝戦、間違いなくガンバのほうが良いサッカーをやっていた。チームとしての戦術練度、そしてその実効性は遙かに高度なものをガンバは魅せてくれた。播戸をワントップとし、マグノアウベスと二川(彼のこの日の出来は秀逸)のツーシャドウ気味の布陣にサイドの選手や遠藤が絡む攻撃は迫力があった。

方やレッズはレギュラー人がかなり欠けていためもあり、いつも以上に個人技に頼るだけのサッカーに終始していたように思える。前線でボールがキープ出来ないため、個人技でつっかけ奪われ逆襲を喰らうことをひたすら続けてしまう、ガンバから比べれば雑なサッカーだった。小野伸二もこの天皇杯で魅せてくれていたキレはこの日はなかった。GKの数々の奇跡的なセーブがなかったら結果は逆になっていただろう。

それでもガンバはレッズに勝てなかった。あれだけシュートを打ち、あれだけボールをキープし続けても負けてしまう。あの一瞬のDF陣の隙をついた岡野の進入を許したのが致命傷となり負けてしまうのだ。ガンバからすれば何とも悔しい負け方だったろう。逆に言えば、こういう試合運びでも我慢して勝ててしまうのだから、今シーズンの浦和は本当の意味で強かったのだろう。それを再認識させられた決勝だった。

因みに試合後には、レッズの選手が場内を一周し、ゴール裏のサポーターと大騒ぎをした後で、再びピッチに戻り、ギド・ブッフバルトを胴上げしていた。今シーズンで退任のブッフバルト、この日の岡野と長谷部という途中投入した選手が試合を決める活躍をし、つまらないチーム作りと言われながらこの結果を残すのだから、もしかしたら名将なのかも知れない。(そういえばこの日の勝ち方もかつてのドイツぽかった。) 少なくとも浦和の中では伝説の名将として名を残すだろう。そして、浦和の幸福な1年はその「名将」の胴上げと共に終わった。他のクラブながら、そんな「名将」をかつてのOBとして抱え、最後を優勝の胴上げで送り出す事が出来る浦和というクラブは羨ましい限りである。ACLも是非がんばって欲しい。

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サポーターにカップを掲げ、優勝を報告するブッフバルト監督と選手達

ともかく、こんな感じで僕の2006シーズンは終わり、2007年は始まった。今年もよろしくお願い致します。

投稿者 bellwin : 14:27