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2007年07月29日

なぜ僕らはシュートを打てないのだろう 。 (湘南対徳島、そして日本対韓国戦)

レベルは違うが、日本代表と湘南ベルマーレは多くの点で似ている。ゴール前までは華麗にボールを回すが、フラストパスとシュートが雑。そもそもシュートを完全に相手守備網を崩すまで、相手を抜ききらないと打たない(打てない)。唯一の違いはブラジル人がいるかどうかだけだろう。彼らは相手DFを抜ききる前にシュートを打つ。それがGKの動きを止めてしまう。この日、湘南が徳島に勝ったのは、エドワルドマルケスのそうしたシュートがあったからだし、日本が負けたのは、引いた相手に完全に崩すことが少なく、その結果、最後までシュートを積極的に打たなかったからである。崩せないなからシュートが打てない、いかにも日本的な負けだった。

そういえば、湘南戦で日本を象徴するような出来事があった。スコアは2-0、相手も二人退場、勝ちは完全に手中にあり、攻撃もやりたい放題。そんな中、完全に空いている相手陣右を駆け上がったDF田村が、完璧なクロスをゴール前に入れる。そのボールは相手GKとDFの前という教科書のようなクロス。そしてそこには我が湘南のFW石原と梅田が若干ニアサイドにフリーでいた。GKもボールに振られ、頭で触れば確実に1点である。しかし、である。そこで信じられないことがおきた。なんとこのFW2人は互いに譲り、飛び込むのを躊躇し、ボールは空しくゴール前を通過していったのである。

石原のほうが少しニヤで梅田がその裏というような重なるようにポジショニングしていた両FWだったが、位置的には石原が絶対的に飛び込む位置にいた。それでも彼は飛び込まなかった。これはたぶん、だが、石原は後ろにいた今期0得点の梅田においしいゴールを譲ったのだと思う。1年かかって怪我からの復帰、FWなのに献身的な守備、とサポーターからも愛される梅田だが、そんな苦労したチームメイトに石原はボールを譲ったのではないか。梅田は梅田で、前にいた石原が飛び込むものと思い込んでいた。もしかしたらシュート時に重なりせっかくのチームのチャンスをフイにするのを避けたのかも知れない。いや、体が重く動けなかったのかも知れない。どちらにしろ、FWとしてこの2人は存在価値をその瞬間無くした。

後にTVで試合を見返したら、解説していた松原良香氏はこのシーン時に「いかにも日本人ですね」と言ったそうだが、確かに、エゴイストと言われるFWがボールを譲る、などということがあり得るのはもしかしたら日本だけなのかも知れない。因みに、この後もこのFW2人は相手を完全に抜き去りGKと1対1になるまでシュートを打たなかった。(1対1になっても外したが) そして片や先制点のエドワルドは相手の手前で角度の厳しいところから(+よりポジション尾の良い見方FWからのボール要求を無視して)シュートを放ち、この日のMVPである。今日の2試合を見て日本には何かが決定的に足りない。つくづくそう感じた。

そして、こんな批判をする上で以下の名文句を忘れてはいけない。

「彼らは、彼らではありません。彼らは私たちそのものです。」
(NHKアナウンサー、山本浩氏 フランス大会アジア最終予選3位決定戦中継時での言葉)

そう、僕らには何かが足りない。

投稿者 bellwin : 07:58 | コメント (0)

2007年07月26日

対サウジアラビア戦

2大会連続でミラクルは起こらない、ということだ。そもそもそんなにしょっちゅう起きたらミラクルではないし。今日の負けは明らかに気力負け。川口もインタビューで述べていたが、後半からセカンドボールが拾えない状態が続き、これは明らかに向こうの出足の良さ=気力の充実度を象徴していた。日本も2度追いついたのは賞賛すべきだが、相手はイタリアでもあるまいし、それ自体はそれほど難しいことではなかった。だが、さすがに3度目は無理だった、ということだ。そして、確かにサウジの9番は素晴らしかった。

選手はここまでがんばっていたが、この試合では、ほぼすべての選手が動けていなかった。それは疲れもあったろうが、サウジもそれは同じだろうし、要は勝ちたい!という気持ちの差がこの結果に出たのだろう。試合後のオシム監督の表情もあまり悔しそうには感じなかった。

日本は準々決勝でオーストラリアに勝って、この大会の目標を達成してしまったのかもしれない。それは、優勝という目標ではなく、過去を払拭して新しい日本サッカーを船出させるという目標である。そしてたぶんそれは達成されたのだろう。だから、この試合では勝ちたい!という気持ちが日本選手の前面に見えなかったのだ、と信じたい。そうでなければ、前半のあの淡々とボールを回すだけのサッカーは理解できない。

日本はきれいなサッカーをしすぎた。特に前半20分まではボール回しに酔っているようで、自らの技術を過信しすぎの相手を舐めたサッカーを展開しており、技術力のあるチームが負けるパターンを作り出していた。いつか崩せるとばかりにボール回しばかりでシュートを打たないチームは怖くもなんともない。もし、あの前半で遠目から1本でもシュートを打っていたら、展開は変わっていたろうに、と思うと、それが何とも残念だった。

解説の山本氏は次の3位決定戦で3位に入ることが大事(次回アジアカップの予選免除)と解いていたが、果たしてAFCがその約束を守るかどうかは怪しい。そんなことより疲れた選手を休ませて、来るリーグ戦に備えさせて欲しい。それがこの過酷なカップ戦に選手を拠出したクラブへのせめてものお礼だろう。そして高原と俊輔はもうヨーロッパのクラブに帰しても良いのではないか。

そして…
この試合の前には本日もJ2は行われ、湘南はアウエイで京都に負けた。個人的にはこちらの負けの方が堪えた。このまま上位に勝てない状況が続けば、輝かしい秋は来ないだろう。大きな大きな1敗だった。

投稿者 bellwin : 00:26 | コメント (0)

2007年07月22日

湘南対愛媛、そして日本対オーストラリア

070721愛媛戦.jpg
大一番の代表戦より大事な戦いがここにある。

湘南が尾亦の不用意な2枚のカードゲットにより10人になり、何とか引き分けた試合後、帰りの車中で、日本代表対オーストラリア戦を観戦。”観戦”とは言っても運転しながら(しかも道がガラガラだったので国道は高速道路状態)なので、食入るように見るわけにもいかず、半ばラジオ状態で聞き入り(+チラ見)、特にPK戦などは、その瞬間、解説者の松木氏の声のトーンで入ったか入らないかを見極めるという荒業観戦だった。(危ないから、良い子はマネしないように)

家に帰って改めて試合全体を観ると、冷静に見れたせいか、終始日本の攻勢が続いた試合に思えた。やはり暑さが効くのだろう、オーストラリアは動きは鈍く、カウンターのスピードが感じない。あのカイザスラウテルンでのカウンターの鋭さから比べれば、その勢いは半分もない感じか。(もっとも方や生観戦、方やTV観戦なので単純に比較は難しいが)ヒディングの魔法が解けたのか、凡庸な放り込みサッカーといった印象。やはり、監督の差がワールドカップでは大きな勝敗を分ける要因だった?おっと、今更そんなことをいっても始まらない。そういえば、この試合、オシム監督は、まるで延長までもつれるのを見越したかのように、ぎりぎりまで選手交代を延ばし、方やオーストラリア側は延長前に3人枠を使い果たし、延長では選手は既に全員ヘロヘロ。そこへフレッシュで前線での一瞬の動きに長ける佐藤や矢野が入ればたまらない。それが最後の日本の猛攻にもつながっているともいえる。やはり監督というのは大事…、いや、やはり今更あの夏の事を言うのは止めよう。

しかし、日本も好機を逸しすぎた。川口の”神がかり”があったからいいようなもの、もしPK戦の末負けていたら、間違いなく決定力の無さを嘆く論調で、ネットもマスコミも溢れかえったことだろう。確かに相手GKは良かったが、それしても…である。特に佐藤ヒサト、終盤のボレーは決めて欲しかった。

同じように決定力のない愛媛に助けられたのが今日の湘南。一人少なくなってからは防戦一方で、攻撃はカウンターでの石原・アジエル頼みという苦しい試合だった。引き分けという結果はホームなので正直悔しいが、良く凌いだ、というべきかもしれない。

それにしても今日の愛媛は良かった。前からのプレス、中盤でのボール回しと選手の運動量は下位に沈んでいるチームとは思えないほどで、もし湘南に退場者が出なくても拮抗した難しい試合になっていたことだろう。特にボランチに入った17番の大山のボール捌きと運動量に、湘南はかなり手を焼き(その結果が尾亦の退場にもつながるのだが)、彼を自由にさせないことの対策がもっと早めに必要だった。まあ、それでもあのフィニッシュの精度では下位にいるのもうなずけるが。

ちなみに今日の観客は3532人あまり。正直、数的には物足りないが、試合開始が代表戦と被る&天気が雨模様ということで、事前にはもっと少ないか、とも思った。少しは代表戦の影響も受けているだろうが、少なくとも今日試合観戦をした3532人にとってはアジアカップというビッグマッチでも代表戦は裏番組扱いという事実が頼もしかった。それは湘南だけでなく日本サッカーにとって目標でもある地域密着・裾野の広がりという点から良い傾向だと思う。

さて、湘南はこれで次週、ミッドウイークに敵地で好調の京都戦。大一番である。勝てば、第3クールを楽に戦え、昇格へつながる今後のイメージ図がまだまだつながる。方や日本代表は、同じ水曜に中2日でベトナムに移動してくるサウジとウズベキスタンの勝者との戦いで、こちらはかなり有利。勝てばもちろん、3大会連続の決勝進出。さて、どうなるか。これでは水曜は昼間からそわそわして仕事になりそうにない。

追加:
アジアカップでのオーストラリア戦のスタンドにもオージー連中の持つあの憎っくきカンガルー人形が踊っていたのが見えた。ドイツの地でも多くのカンガルーが奴らの肩や上方で踊っていた。いまだ、アレを見ると無性に悔しくなるのは僕だけでしょうか。

投稿者 bellwin : 09:23 | コメント (0)

2007年07月17日

1年前のリベンジかよ…。

事前に危惧された、暑さだとか、ホームの猛烈サポーターだとか、インターバルの問題だとか、”巻”だとか、そんなことは全く関係なく、あっさり日本がベトナムに勝った。一次リーググループトップで決勝トーナメント進出である。それはめでたい。僕も気持ちよく眠れた。しかし、その翌朝、ニュースを見て、これは困った、うーん、と唸ってしまった。

次の準々決勝の相手はあのオーストラリア、試合開始は午後7時10分。まさにワールドカップのリベンジの機会。内容もアジアカップのレベルを超越した戦いになるだろう。事実上の決勝戦でさえある。そして、あの敗戦を目の前で見た身としては、TV越しとは言え、ぜひとも生で見てみたい再戦でもある。

が、ここで問題が生じてしまった。ほぼ同時間(7時キックオフ)には、J2リーグの湘南対愛媛戦の対戦があるのだ。もろ被りである。

まだ、アウエイなら、愛媛遠いしなぁ、だとか、金無いしー、だとか、試合に行けない理由もあるのだが、この日はホーム、しかもチームの3連勝がかかる大事な試合。ハズす訳にはいかない。
しかも僕は先日のこのブログで

僕らにとって湘南ベルマーレというチームは、はどんなにプレーが酷くとも、どんなに酷評しようとも、足を運ばなくなるという対象ではない。酷いから、金を払うのも馬鹿らしいから、懲りたから、という理由で行かない、などという割り切れる対象ではない。いや、そんな理由で行かない、ということはあり得ないとさえ言い切れる。

とまで書いている。そして、なぜかしら某メジャーサイトにまでこの日のブログはさらされてもいる。これで、槍も降らないのに行かない、という選択肢は、選ないし、選ない。

「まったくもって、こんな大会時にまで、リーグ戦を開くな」、などということは、過酷な日程を見ている身としては、さすがに言わないが、それにしてもこうまで見事に重なるとは…。

きっと多くのJ2サポーターが目の前の試合と共に、この一戦にも気を配るだろう。試合中に湘南ゴール裏で携帯速報サイトを見ているとしたら、それは僕かもしれない。もし見かけたら、”集中しろ!ゴラァ!”と声をかけてください。きっと反応します。

投稿者 bellwin : 23:36 | コメント (0)

2007年07月15日

台風と草津戦と朝日新聞

さすがに、槍は降ってこないだろう、と台風接近の報も眼中に無く、群馬(敷島運動公園陸上競技場)での草津対湘南に愛車をすっ飛ばして駆けつけた。ちなみに”すっ飛ばして”といっても、高速道路上では雨が激しく、そして僕は臆病なので、時速100kmがせいぜいだが、とにかく気持ち的にはすっ飛ばしたのだ。

湘南は水曜にアウエイで水戸を破り、この週末の試合が同じ北関東での開催という事もあり、群馬県内でミニ合宿のようなものを張った模様。方や、草津は同じ水曜には試合が無く、8試合連続で勝ち星なしという状態ながらも休養十分で、ホームでこの湘南戦を迎えた。そして試合はこの状況を如実に物語るものとなった。

試合は序盤から湘南ペース。サイドからの崩しや、パスまわしが自在で、中盤をほぼ支配。連携も良く、勝った試合から続いたミニ合宿の効果が十分に見てとれた。そして、決定的なチャンスを石原が2度外し、いやなムードが出始めた25分にその石原がDFと競り合いながら見事なゴールをあげた。その後も湘南は攻撃の手を緩めなかったが、そのまま前半を終わる。正直、こりゃ楽勝かな、とさえ思った。怖いのはスタミナ切れだけだった。

恐れていたとおり、後半は今度は休養十分で体力に勝る草津が攻勢に出る。湘南はさすがに中2日での試合ということで、少しずつ足が止まり始め、雨もあり細かいミスが続き、ボールへの寄せも遅くなった。アジエルも最後の最後で止められてしまう。ヘロヘロ状態の梅田に変わって出てきた永里も、お前は敵の見方か、と思うくらいにボールが足に付かず、ミスミスチャンスをふいにしてしまう。

しかし草津もさすがにこれでは勝てない、というのもわかるほど、ゴール前や、ここ!、というところでのミスが続き、そんな勝機をこっちもミスミス逃し続けてしまう。もうどっちもミスミス(駄洒落じゃないよ)ばかりなのだ。

試合はその後も「チャンスをミスミス逃し合戦」が続き、そのあげく湘南が逃げ切り、勝ち点3をゲット。とはいえ、いまだからこそこんな呑気に”ミスミスばかり”などと書いているが、ロスタイム終了間際の相手CK時には、200人強いたサポーターが、老いも若きもずぶぬれになりながら必死でベルマーレコール、もちろん、僕も狂気のようにベルマーレコールというなかなかに壮絶な雰囲気だったのは強調しておきたい。雨の中、ご苦労さんでした。

因みに、湘南は敷島では初勝利、おまけに僕的にはアウエイ今期初勝利、といいことずくめの遠征だった。

そういえば、朝日新聞の原田亜紀夫なる記者が書いた”そんな「12番目の選手」なら”という記事が、ネット上で大いに話題を提供している。

僕自身はこの記事の中心的な議題(一部の度を過ぎたサポーターの言動や行動)への意見表明には賛同するところもあるが、本質的なところが分かっていないと思えるケツが割れるようなことを前提に書いている人の記事には例え正論であろうと不快さえ覚える。まさに「お前に言われたくない」!という感じである。

その前提とはこんな感じである。

「あれは観ない方がいい」とあなたは友人にぼやくかもしれないし、酷評をブログにつづる手もある。その監督の作品を、今後は敬遠するかもしれない。  この程度の「批判」や「反抗」なら、よくある話だ。けれど、映画の場合、「原作者出てこい」とか「あの監督、俳優は業界から去れ」、「金返せ」などという“いいがかり”のレベルにまで、反抗がエスカレートすることはまずない。  大人1枚1800円のチケット代を払った作品が、たとえつまらなかったとしても、見たいと思ったのはあなた自身だ。懲りたなら、もう劇場に足を運ばなければいい。  映画をサッカーに置き換えてみる。お金を払って観にいく、という興行と割り切れば、私はサッカーも同じだと思う。


少なくとも僕らにとって湘南ベルマーレというチームは、はどんなにプレーが酷くとも、どんなに酷評しようとも、足を運ばなくなるという対象ではない。酷いから、金を払うのも馬鹿らしいから、懲りたから、という理由で行かない、などという割り切れる対象ではない。いや、そんな理由で行かない、ということはあり得ないとさえ言い切れる。この記者はサポーターという人種を根本的に理解はしていない。チームとサポーターは映画監督と観客という関係ではなく、ある意味、経営者と株主の関係に近い。いや、それもよりエモーショナルな部分で結びついており、経営者がだめだから、この会社の株は手放す、といった株主とは違い、その株は絶対に手放せないものであるともいえる。それはある意味、親と子の関係に近いのかも知れない。

僕は以前、日本のサッカー記事で不満なのは、サポーターという人種を通過、もしくは理解できていない方々が書いた記事は、サッカーを単なるスポーツとしてしか見ていないものが多く、しかも日本代表や日本サッカーそのもののみの視点で書くものばかり、更に観客からの視点が欠けすぎている点である、という趣旨の事を書いたが、この記者のこの記事もまさにそれと同じで、サッカー先進国なら、少なくとも多くの子どもが通過儀礼のように通り、やがて一国の総理といえど、マイチームの応援に熱を上げると風土を持たない、サッカー後進国出のサッカー理解度ゼロの記者が書いたものと理解した。

たぶんこの記者は、こんな暴風雨の日に、これまで一度も勝ったことのない200キロも離れたアウエイの地に、チームを応援するだけのために馳せ参じ、試合前は屋根のないスタンドを避けて、コンコースのトイレ前の通路などで、立ったまま弁当をかき込むいい年こいたおっさんサポーターの群れなんぞ見ても、その意味と意義を永遠に理解はできないのだろうな、と感じる。

そんな彼にはこのジョゼップ・グラウディオラの言葉を送りたい。

「サッカーは、重要でないものの中で一番重要である」

もしくはレイソルサポーターのこの最高のパクリコピーも送ろう。

「NO REYSOL NO LIFE」

原田亜紀夫記者及び朝日新聞社はこの意味が本当に分かるだろうか。

070714台風の敷島.jpg
NO BELLMARE NO LIFE

投稿者 bellwin : 10:02 | コメント (2)

2007年07月14日

対UAE戦

アジアカップ、対UAE戦、勝利に終わったことはめでたい。

しかし、後半だけ見るとかなり心配要素満載。

まずは、鈴木の怪我具合。彼はこのチームでは守りにおいてのキーマン、そのポジショニングの妙がチームに安心感を与えている(この試合では彼のところからドリブルを許しやられたが)んじゃないか、と感じるので、彼がもし出場は無理となった場合は、チームにどんな科学変化が起きるのかが怖い。

更にはあの後半のバテぶり。

確かにもの凄い暑さと湿気のようで、後半の後半を見ると日本はおろか負けているUAEまでもが「もう終わらせて、勘弁して!」状態だったわけだが、第3戦の相手は地元ベトナム。そんな気候も慣れているだろうし、数多くの地元観客が詰め掛けるであろう試合で、この日のUAEのような実質ギブアップ状態は期待しないほうが良い。10-0ならともかく、3-0ぐらいでもとにかくアジアチャンピオンから1点を!という気概に満ちて攻撃をしかけてくるだろう。遅い時間ならともかく早い時間に点を取られるとやっかいだ。

というわけで、第3戦は心配でもあるのだが、実際はベトナムという相手はそれほど心配もしていない。だって相手はブラジルじゃなくてベトナムなんだから”フツー”にやれば結果は見えてくるハズ。では何に心配しているかというとそれは”アジアクオリティ”。次戦の最大の敵はベトナムではなく、暑さとか、怪しい審判とか、デコボコピッチとか、ハンドマイクによる怪しいコーランっぽい応援だとか、アジアで一番重要な大会のハズなのにガラガラなスタンドとか、そんなアジアサッカーの持つオリジナルクオリティ。そいつらに打ち勝たない限りはアジアカップは到底勝ち抜けない。改めて第3戦でそいつに挑めるかどうか。要はバテない、キレない、ナーバスにならない、気にしない、モチベーションを下げない。これを出来れば日本は勝ち抜ける。それって何か違う気もするけど、でもそれが勝敗を分けるのが悲しいかな我がアジアカップ。

そういや、オーストラリアはその”アジアサッカー”に相当苦しめられているようで、イラクに1-3と、考えられない負けっぷり。アジアサッカーのダークサイドをたっぷりと体感していることだろう。出来ればもっと堪能して下さい。


投稿者 bellwin : 06:45 | コメント (0)

2007年07月12日

U-20&水戸対湘南&UAE戦を前に。

U-20の対チェコ戦は残念な結果だった。今の段階では試合そのものを見ていないのでアレコレは言えないのだがPK3本に退場者が一人、かなり激しい試合だった様子が伺える。PK戦の負けはくじみたいなもの、とは良く言われるが、負けたほうにとっては、もっとも悔しい負け方だろう。特に世界大会なら尚更だ。監督も言っていたが、彼らにとってはこれからが始まりなのだから、この悔しさをバネに精進して欲しい、って、オヤジくさい言い方だな、コレ。ただ、このチーム、もっと上でも見てみたかった。そういう意味では期待が持てる世代でもある。また、チームにこれだけの期待を持たせるのは吉田監督の力量にも因るところも大きいかと思え、その意味で同監督の今後にも期待したい。湘南が今年昇格できなかったら是非‥(笑)。

その湘南だが、こっそりやっていたミッドウイークのアウエイ戦を見事勝利で飾り、連敗を3で阻止してくれた。今年のチームは上位には勝てないが、下位にはきっちりと勝ってくれる。その意味で、どこにも勝てなかった去年よりは遥かにマシだ。この勢いを持って、出来るのなら週末のアウエイ草津戦も勝って、今年の僕のアウエイ参戦連敗を止めて欲しい。若干、台風が気がかりだが、別に天から槍が降る訳でも無いので、週末は前橋まで日帰り参戦予定デス。

そしてその前にあるのが明日の大一番、代表のアジアカップ対UAE戦。このカードを大一番と呼ぶのもどうかとは思うが、ある意味、今後の日本の針路を決め兼ねない試合でもある。万が一負けでもしたらオシム監督解任論まで噴出しかねいのが現状であり、それほどあのカタール戦の引き分けは痛かった。個人的にはオシム監督の目指すチームには大いに賛同しているので、ここで解任問題を持ち出したくはないし、そもそもそれが主流になるとも思えないのだが、来年から始まるワールドカップアジア予選に波風を立てるような事態は招きたくのは良いこととは思えない。だからこそ明日はすっきり勝って”突っ込みどころ満載状態”を払拭して我々を安心させて欲しい。

投稿者 bellwin : 23:23 | コメント (0)

2007年07月10日

アジアカップ 対カタール戦の結果を受けて

高原の素晴らしいゴールが決まって1-0になったあと、DFラインから出たボールを中村ケンゴウがバックパスをする。再度、DFラインから出たボールをまた別の選手がバックパスをする。それの数度の繰り返しを見ているうちに僕は叫んでいた。

「何故、ボールを前に出さないのだ!」

時間は後半15分あたり、相手はテレビ画面を通じても既に日本のパス回しについていけてない。一押しすればもう1点は取れそうだ。勝負には流れがある。まさにあの時間はその流れが圧倒的に日本に来ていた。なのに、我が代表は相手の疲れを癒そうかというばかりの後方でのバックパスと横パスのオンパレード。相手を引き出そうとの考えからだろうが、相変わらず相手は上がってこない。ならば、この時間に一気に攻めてしまい相手を更に疲弊させ、そして点を取り、試合を決めてしまうのがセオリーではないか。少なくともカタールのFW陣はこの時間まで日本に脅威を与えていなかった。カウンターの恐れもそれほどない。しかし日本はいつまで経っても攻めず、結果的に相手に疲れを癒す時間を与えてしまった。そしてその代償を最後に払った。

こんなサッカーは今までも沢山みた。どれもが相手をリスペクトしない相手を舐めきった、そして自信過剰のチームが持っていた今日の特徴だった。以前も書いたがサッカーは蹴鞠ではない。ボールをつなげば良いのではない。勝負に勝つことが大事な競技である。この結果は、日本がパス回しに酔い、そして最後は自信過剰になって勝ちを早くに確信しすぎたためにおきた愚行である。

このようなサッカーを続けていたらUAEはともかく、最終戦のベトナム戦は非常に危ういと思う。相手は満員のサポーターをバックに(2-0で勝ったUAE戦と同じように)たっぷっりとホームアドバンテージを与えられるだろう。それもサッカーだ。そしてアジア王者の日本に向かうその魂は凄まじいものがあるだろう。このカタール戦のような”余裕ぶっかましサッカー”を日本が続けていたら、きっとやられる。サッカーは強いほうが必ず勝つ訳ではないのだ。この事実もサッカーである。そして、我々はそのことを今一度、心に刻んだほうが良い。

投稿者 bellwin : 00:20 | コメント (0)

2007年07月06日

U-20ワールドカップとアジアカップ

U-20代表、決勝トーナメント進出おめでたい。ワールドユース(おっと、今回からはU-20ワールドカップだっけ)での各選手の働きぶりを個々でみると、小野たちが出場した黄金世代チームよりも、一対一でも十分通用している場面が見られ、国としての質の底上げが感じられる。今回のユースチームは散々だった前回出場チームに比べ、Jの試合でレギュラーとして活躍している選手が多く、そこがこのチームの強さにつながっているのだろう。だって、正直、J2でさえあまり怖いFWとは思えないデカモリシことセレッソの森島でさえ、バンバンポストプレーを決め、前を向けるのだから、その効能たるやなかなかのもの。J2とは言えリーグ戦を舐めてはいかんということなのか。ま、真価はここからだとは思うが。

それ以上にもうすぐ始まるアジアカップを僕は楽しみにしている。前回は監督のつまらないサッカーに付き合わされたにもかかわらず(いや、そのため?)ハラハラドキドキの連続で、最終的には楽しめたが、始まる前はまったく期待をしていなかったし、そもそもサッカーそのものは楽しめるものではなかった。しかし今回はオシム監督の目指すサッカーがどこまで出来るのかということに期待が持て、その力をアジア諸国に魅せつけてやれ!みたいな感じで開幕を待っている。中村俊輔がボールを高原に充て、その間に2列目、3列目から飛び出した羽生や中村堅剛がDFラインの裏を狙い、そして衝く。ああ、考えただけでワクワクする。あのムシムシ気候が気にはなるが、一説にはベトナムのこの地方は夜は結構涼しいともいう。とにかく期待したい。

投稿者 bellwin : 08:04 | コメント (0)

2007年07月01日

対山形戦@NDソフトスタジアム

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山形の勝利を報じる試合翌日の山形新聞

考えうる最悪の負け方を目の前で見るのは辛い。10試合勝ち越しのない相手に、最後の5秒で決勝点を決められ、上位対決で2連敗をし、更にこの試合でのイエローカードゲットにより、次節、最も星の悪い相手でもある福岡にアジエル・石原の攻撃的選手が2枚を欠いて戦うことになり、第2クールの締めは最悪の方向へと向かってしまった。

試合は序盤から両チームともパフォーマンスが悪く、凡プレイの連続。特に湘南は体が重いのか、やることなすことバラバラで、動きも連携が取れなく、苦戦を強いられる。いつもはボールキープ抜群のアジエルも囲まれるとあっさり相手にボールをかすみ取られ、パスミスも目立ち、いつもの彼らしくない。とは言え、山形も5連敗中の理由も分かるような動きで、シュートもろくに打てない有様。いつもの湘南なら必ず勝てそうな相手だった。

後半に入ると、ベルマーレの流れになる。立て続けにチャンスはあるが、決められない。スタッツはみてないが、シュート数、CKとも湘南がかなり多かったように思う。そしえ、迎えたロスタイム(僕の時計ではあと数秒だった)に決定的な1点を山形の横山にくらう。

ちなみにこの日は観光も兼ね、天童温泉に泊まった。僕にとっては初の山形遠征だったのだが、このスタジアム、足の便が悪い。さすがに車社会、地元の人は皆車で来るが、僕らアウエイ組はシャトルバスかタクシーにて駆けつけるしかない。そのため、僕は宿からタクシーで行ったのだが、行きも帰りもタクシーの運ちゃんはサッカーのことなどあまり関心が無いようで、話を振っても一通りの反応しか帰ってこなかった。(サッカーの試合会場に行くというのに、だ。)また、試合前には山形県内の別の場所を観光し、そこでもタクシーをかなり使ったのだが、これまたモンテディオの話をしても反応は無いか、生返事ばかり。もちろん、そんな観光地の駅にもモンテディオのポスターなんぞはあるのだが、その広報活動とは裏腹に、県内浸透度がいまいちな気がこの旅中感じた。

また、モンテディオのポスター以上に公共の場でよく見たのが、楽天イーグルスの旗(山形に2軍があるのだ)。個人的には仙台のチームを山形が応援してどうする、とは思うのだが、やはり、サッカーと野球とでは(特にこういうものに予算をつけるつけないという権限を持つ年代には)その浸透度がここ山形では違うのかも知れない。このあたり、やはり長く続いた野球文化の前には、サッカー文化の構築なぞ、その歴史から言っても、東北ではまだまだ基礎もおぼつかない状態なのでは、と感じる。少なくともスタジアムへ向かうタクシーの運ちゃんが、モンテディオの現況を嘆くようでなければ、何千枚、ポスターがあろうともサッカーがこの地に根を下ろしたとはいえないだろう。そんな場所のチームに負ける湘南も湘南だが‥。

投稿者 bellwin : 19:59 | コメント (0)