2007年10月08日
天皇杯3回戦
しかし、最近はJのクラブがわざとリーグ本部に逆らうためにやっているんじゃないか、と思うほど物議を醸し出す出来事が続く。浦和とリーグの代表選手召集問題しかり、我名覇ドーピングのクラブドクター側とリーグの委員会との見解相違問題しかり、川崎のベストメンバー問題しかり、そして今回の、天皇杯3回戦での上位チームが全てベストメンバーで臨まず、おまけに上位4チームは全て負けという、まるで絵に描いたような問題提起的出来事である。
今回の試合に臨んだメンバーを実際に見てみると、それぞれ先発を札幌は10人、ヴェルディは全員、京都も10人、仙台も10人、それぞれ前の試合より入れ替えている。しかもどのチームもエース級の外国人選手は皆ベンチにも入っていない。
因みに戦力を落として挑んでいたのはこの4チームだけで無く、例えば湘南もジャーン・アジエルはベンチ(アジエルは後半より出場)、北島・加藤・マルケスはベンチにも入らず、FW陣もそれぞれ前後半で交代と”ベスト”とは言えない布陣で臨んだ。これはC・大阪もしかりであり、これらの昇格の可能性を残すチームは福岡を除いて、まっ、”手を抜いた”といわれても仕方のない陣容だった。
ただし、天皇杯の試合はいわゆるベストメンバー規定には入らない。だから今回の各チームの態度は合法であり、前回の川崎のベストメンバー問題とは表面上は違う性格のものなのである。ただし根は同じであるのは間違いがない。要は日程が過密すぎて選手のヤリクリがつかないのである。
これでまたリーグや協会のお偉いさん方は文句を言い始めるのだろう事はその立場からしても容易に想像できる。とは言え、長く過密なリーグ戦も終盤で、選手もヘロヘロに疲れていて、その上、3日後には一年を左右する大事な試合を控えている状態で、いわゆる”ベストメンバー”で臨めという方が無理難題だと思う。報道によると試合後は京都とベルディのサポからそれぞれブーイングが起きた、との事だが、それは(これは現場にいないので想像だが)サブとは言え遥かに格下のチームに負けたことへの不甲斐なさであり、チームのこの試合への比重のかけ方に対してのブーイングではないと思う。実感として言えるのは、これらの手の抜き方は真に見事であり、逆に湘南などはサポーターからすると、もっとメンバーを休ませても良かったのではないか?とチームの姿勢を問いただしたくもなるくらいだ。
また、今回は今期のJ2が大混戦であるが故に多くのクラブがこの回避策をとって、しかも見事に負けたためにこの問題が目立ったが、同様のことはこれまでの天皇杯でも多かれ少なかれあったもの。協会も、たぶん言うであろう「サポーターに対して申し訳ないと思わないのか」等の、常套文句を言っていないで、キチンとこの問題には更なる日程改革という手段で対処して欲しい。そもそも、シーズン終了後に解雇通告を受けた後にも天皇杯を戦う、ということ自体がおかしいのだから。
投稿者 bellwin : 2007年10月08日 08:48