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2008年01月05日

杓子山

今回はサッカーの話は一切ありません。山編です。スミマセン。


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この日登った山です。

今年はカレンダーの都合上、年末年始に9連休が取れた。前半はなんだかんだで時間が過ぎたのだが、後半はぽっかり空いてしまった。元来、アウトドア派な自分としてはここはやはり山でしょ、ということで上記の山へ行くことに。選択理由は正月なので富士山が見たい&少しは雪山も感じたい、だった。

最寄り駅は富士吉田駅。そこからはバスに20分程乗り、忍野村にある内野というバス停で降りる。時刻は朝の7時40分。因みにバスには僕ともう一人の地元の方らしき人のみ。しかもこの地元の人も途中でで降りてしまったので、最後は僕一人になり、何とも寂しい道中となる。

更に、たいがい、山というとマイナーなところでもある程度は同好の友みたいな人がいるのだが、ここはバス停に降り立ったのも自分だけなら、周りを歩いている人も自分だけ。正月の4日、今日から仕事始めの人も多いからだろうか。それとも冬山ということで人が少ないのだろうか。

そんな中、村の道を迷いながらも取り掛かる林道へ到着。ずっとそうだったのだが、とにかくここは富士山が目の前にある素晴らしい土地で、ここに着くまでも背中にある富士山を何度も振り返っては写真に収めた。

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麓の村から見る富士山

8時にこの林道を登り始める。まず目指すべきは立手ノ塚峠(1233m)。しかしいきなり道が二股に分かれ迷う。しかも「クマ注意」の標識はあるが道標はなし。地図を見ても記載なし。と、悩んでいたら、いました「同好の友」が。おじさん3人組がその二股の一方から戻ってきたようで、今一方の左に分かれる道が正しいことを教えてくれる。この山は、山域に入ると標識もしっかりしているのだが、麓は標識が乏しく迷う。実際下山も最後の林道でも本来とは違う道を選んでしまい、予想外のところに降り立ってしまった。(とは言っても数百Mずれただけなのだが)

このおじさん3人組を後ろにしながら山を登り、1時間程度で峠に到着。いくら静かな山が良いとは言っても誰にも出会わない山登りというのも単独行の身としては少々心細い。その意味でこのおじさん3人組の存在は心強かった。

ココからは立ノ塚峠を左に折れ急登が始まる。一応尾根伝いなのだが、とにかくその角度が半端なくきつく、斜度は40度は超えているのではないだろうか。しかも時間の経過と共に気温も上がり、足元の霜が溶け出し足場は悪くなる一方。逆に、期待していた雪は山麓では結構残っていたものの、上がるにつれ南斜面では残雪も無く、ただの低山ハイク状態で少しがっかり。

やがて尾根には露岩状態になり先ほどのズルズル状態からは脱する。意外とこの岩場も手強いが、しっかりとロープがいたるところにあるため問題はなく、やがてヘロヘロになって子の神という頂上尾根の分岐点に着く。そこからは一旦右に折れ、10分ほど歩くとこの日の最高峰1632.1mの鹿留山に到着。

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立ノ塚峠から上がってくるとこの杓子山と鹿留山分岐点に出ます。

それまでずっと展望が良く、どこでも富士山丸見え状態だったのだが、この頂上は林に囲まれかすかに富士山が落葉した木々の間から見える程度で展望はない。しかも頂上の証となる碑も真ん中にあるブナ?の木にくくりつけらた小さな標識のみで、一見ここが頂上だとは気づかないほどだ。僕はそこでは記念の写真を一枚撮って、来た道を戻り、この日の目標でもある杓子山(1597.6m)に向かう。それから40分ほどいくつかのアップダウンを繰り返しやがて頂上へ到着した。時間はこのとき11時00分だった。

この山頂からの眺めは素晴らしかった。目の前には富士山がドーンとあり、この頂と富士山をさえぎるものは何もないのだ。富士展望で有名な三つ峠よりも富士山に近いのだから当たり前だが、その迫力は他の山から見るものよりも遥かにインパクトがある。写真愛好家には左右非対称(若干右の尾根が高い)に見えるため、左右対称に見える三ツ峠の方が人気が高いらしいが、迫力ならこちらのほうが良い。とにかくでかい。また、右を見渡すと雪を頂いた南アルプス、左を見れば山中に没した感ではあるがかすかに山中湖も見渡せる。

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手前が杓子山山頂、その向こうが富士山と南アルプス

そんな景色を見ながら早速昼飯。やはりこの日はそれほど山に入っていないらしく、この頂上も僕を含めて3組のみ。但し下足元がぐちゃぐちゃなため、2つ設置してあるテーブルベンチで食事を取らないとかなり面倒なことになる。僕は運よく一組が下山したこともあり1つのテーブルを使うことも出来たが、これが実は運が悪かった?

比較的大きなテーブルベンチを独り占めしていたのだが、そこにやがておばちゃん5人組が登頂。やはり足場が悪いため、どこで食事をとるか検討した結果、僕のいるテーブルを貸して貰おうということになり、僕も快諾。ここからは静かな山も一気に下界の商店街並みににぎやかになり、プラス、場所を譲ったお礼(と、水筒の水をかけてしまったお詫び)にとバナナやらサラダやらを頂く。その心使いは嬉しいのだが、こちらも飯を食ったばかりなので、さすがに山中では厳しい量になる。最後は出来上がった煮込みうどんを鍋から頂き、もうお腹一杯。するとやはり下りでは食いすぎで横っ腹が痛かった。

こんなおばちゃん達を後にして12時15分には山頂を発つ。ここからは大榷首峠までは下りなのだが、こちらは先ほどの登り以上に足元が酷く降りるのに難儀する。雪があった時にと用意した軽アイゼンを履こうかと思ったほどだ。やがて同峠に着き、ここからは林道を行かず再度登り始め、やがて高座山(1304.4m)に着く。ここからの眺めも抜群だった。そして急坂を下り、前述の通り若干ルートは間違ったが、無事麓の集落には13時40分に降りることが出来た。そして地図と実際の道をみくらべっこしながら村内を県道717号線に向かって歩き、出会ったバス停が内野赤坂という停留所。待つこと20分、そこより予定到着時刻を15分ほど過ぎたバスに乗り、富士吉田駅へと帰ったのである。

全体的にはそれごど厳しい山ではないが、展望(特に富士山)と変化に富んだ山道は歩いて楽しい。但し標高からしても、また展望の面(夏場は草木が生い茂って冬ほど常に展望は望めないかも知れない)からも夏場は避けたほうが無難かも知れない。

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出没されたら注意しようも無いのだが…。


投稿者 bellwin : 2008年01月05日 08:15