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2008年11月17日
100のアイデア、101の愚作
我らが犬飼会長がまたもや奇妙きてれつな案を発表した。
日本サッカー協会の犬飼基昭会長は17日、Jリーグのヤマザキナビスコ・カップを五輪男子と同様に23歳以下の選手とオーバーエージ枠(24歳以上)の選手3人で戦う方式に改める私案を明かした。若手育成が目的で、Jリーグや大会スポンサーには既に非公式で打診しているという。早ければ来年からの実施を目指す。
こんなことをするのなら素直にベストメンバー規定を外せば済むことだと思うのだが如何だろう。そうすれば各チームは否が応でも日程のキツイ昨今のシーズンなら普段出場機会のない若手などをバンバン出すであろうし、全ては解決すると思うだが。
そもそもこの犬飼案には現実的は無理なことが起きる可能性を秘めている。例えば、大分のように予算の問題から登録選手の数を少数精鋭にしているところはU-23の選手が果たしてこの規定数8人~11人いるのだろうかという疑問が沸き立つ。もしかしたら大分は選手が足りずにナビスコに出られなくなってしまうのではないか?そこで大分所属ののU-23の選手を実際数えてみた。
すると該当登録選手はざっと13人程度いることが解ったが、このうち3人はキーパーであり、実質10人程度になり、試合出場はオーバーエイジ枠(3人)を加えてもギリギリである。実際は怪我人などもいるだろうし控えも必要だろうから、年端もいかないユースの子までベンチ入りさせないと試合に参加出来ないことになりかねない。そんな事情は協会会長ならとっくにわかっているハズで、知った上でこの案を出しているだろうだからこそ、その現状認識感覚が不思議でさえある。
また、このカップ戦の権威はこの限定によりリーグ戦、天皇杯に比べ遙かに下がるものとなる。そんな権威の低い大会で選手は果たして強化されるのであろうか。この制度導入により、ナビスコカップはユースの大会の延長線上に過ぎなくなり、観客も価値の下がった大会には足を運ばなくなるかも知れない。すると世間の注目度も下がり、注目度が下がれば選手もクラブも必至さは減り始め、という負のスパイラルに陥る可能性がある。その時には”世界と戦うために”という趣旨に反して役不足な大会になるのではないだろうか。
こんな案を考えるのなら先にも述べた通り、ベストメンバー規定を無くせば良いことである。このままでは無駄の上に無駄を重ねるようなものだ。それともベストメンバー規定を作った先人に何か遠慮でも有るのあろうか。
良くブラッターFIFA会長を表すに、「「毎日100のアイディアを思いつくが、そのうち101のアイディアがくだらない」という言葉があるが、我が会長もそれに近ずきつつある。さすが世界を目指す日本サッカーの長である。
投稿者 bellwin : 2008年11月17日 23:10