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2008年11月29日

町田、JFL昇格をほぼ確実に!

どうやらゼルビア町田がJFLを確実にしたらしい。本日行われた地域リーグ決勝大会で町田はまるまるをPK戦の末下し、3位以内を確保した。今シーズンはJFLからJ2に上がるチームが3チームになりそうなため、3チームのJFL昇格が確実視されている。その権利となる町田は3位を確保した。

まさに隔世の感とはこのことで、同クラブが東京都一部の頃にはそうなれば良いなあ、と夢に近い感覚で試合を見ていたが、実際はホントになるなんて遙か先だと思っていた。いまや、リーグ戦にも1000人近い観客も来るようで、時代は動いていることを実感させられる。

もちろん、この裏にはその時代を動かすべく一生懸命汗をかいた人がいるわけで、そんな彼らの努力を忘れてはいけない。単なるサッカー馬鹿ではとても出来ないことを彼らはやっていた。クラブ事務、協会事務、水運び、数少ないサポーター、そしてある時は身銭を切ってまでチームに貢献しようとしていた。

黎明期にいたそんな彼らの中には、クラブが大きくなるにつれ自然と、または仕方なくチームから離れていった方も多い。詳しくは書けないが、クラブをJ規格にするにはたくさんの血が必要なのは町田の成長の歴史を見れば事実である。幾多の戦(いくさ)の場になった田や畑に今年も実が付き、穂がたれるのと似ている。歴史は決して立派な事実だけで成り立っているのではない。それでも時代は動かさねばならない。

時代は動き、変わる。多くの血を吸いながら東京に3チーム目のJクラブが出来るのも時間の問題なのかも知れない。

投稿者 bellwin : 19:01

2008年11月23日

長居でのセレッソ戦

081123長居.jpg
試合前の練習を見つめる遠征したサポーター。

完全な力負け。香川は代表選出がブレイクポイントになっているのか、J2では別格になった。他にも多くの湘南の選手が多くのセレッソ選手のパスに動きに、そして技術に後塵を拝し、どうあがいても埋まらないレベルの差を感じた。こういうものが最終クールに表面化するのがリーグ戦の権威の基となる所以だろう。対セレッソ戦、この試合に負けたことによって湘南ベルマーレは今シーズンの昇格への道が非常に厳しいものとなった。

この日の長居は21200人の入場者数。湘南サポーターもアウェイとしては異例の多さで300人はゆうに超えていただろう。裁く審判もJ1開催が同日にあったにも関わらず、SRの吉田主審。天気も良く暖かく、始まるまでは完璧だった、いや試合後もそのハズだった。

湘南1点目のPKは妥当だとおもう。しかしそこからがおかしくなる。とにかく今の湘南は点が取れない。特にここのところ石原に夏までの切れとスピードがなくなり得点力はガタ落ち。頼みのトゥットは足痛でベンチにも入っていない。原も絶好のチャンスに打ち切れず、ここ数試合のペースを思い起こさせる展開。但しこの時間はまだ拮抗していたと言っても良いと思う。

問題は、そんな序盤の好機を外すと徐々にセレッソの攻撃が目立つようになり、ペースは傾いたこと。今の湘南は一度手放したペースはなかなか戻すことが難しい状態にある。またセレッソは、この試合を見た限りでは、中盤からペナルティエリアまでのつなぎが元々の技術の高さを存分に発揮し始め非常に安定していた。今のレベルなら十分広島とも渡り合えるだろう。

逆に、湘南のDFラインはセンターバックが2人ともスピードに難があるためか元来ポジションが深く、更に後述の関係でボランチのカバーが薄くなってしまったバイタルエリアをセレッソにいいように使われてしまう。

湘南のボランチコンビ、坂本と田村は序盤こそはセレッソの攻撃を阻止しようと懸命に踏ん張るが、それなら、とセレッソは今度は守備に不安のある鎌田のサイドを執拗に攻め始める。湘南は同サイドをボランチを含めDF陣がカバーしようとするが、徐々にセレッソの動きについて行けなくなり、そして全体のバランスを崩し、いつのまにか中盤は完全にセレッソに制圧されてしまった。この失点はその結果の2点であり、今のセレッソに中盤を制圧されては勝ち目はない。

かくして湘南の今季での昇格は限りなく可能性が遠退いた。湘南が3位になるには、湘南が2連勝が必須で、尚かつ仙台の1分け1敗以下(しかもこの条件でも得失点差の争いが残る)、尚かつセレッソ大阪が1勝1分以下場合のみとなる。これは端からみたら事実上の終戦と言って良いだろう。

試合後、挨拶に来た選手はサポーターを避けるように虚ろな目で頭を下げ、サポーターはそんな選手の態度に一部が罵声を浴びせ、だが大半は茫然と立ちすくむか、頭を抱えて座り込んでいた。そしてどこからかすすり泣く声が聞こえた。僕はやりきれなさを抱えながら香川の喜びのインタビュー声がこだまするスタジアムを後にするしかなかった。

しかし今年のアウエイは負けた記憶しかない。

投稿者 bellwin : 23:45

2008年11月22日

大阪行き

という訳で、天王山、関ヶ原、田原坂、何とでも例えてくれよ!の大一番、セレッソ大阪戦応援のためにこれから深夜バスで大阪に向けて出発!本日、仙台が引き分けたためモチベーションは上がりまくる。因みに帰りは体力考えて一応のぞみ(笑)。明日はここに良い報告が出来ることを祈りつつ…。

投稿者 bellwin : 20:40

2008年11月20日

対カタール戦(短評)

カタールが弱かったのか、日本が強かったのか。果たしてそれは、だが、単に国のサッカーでの実力の差が単純に出てしまった試合なのだろう。つまりは普通にすればアジアレベルでは大概がこうなるという試合だった。確かに前からのプレスや、素早い帰陣と攻撃、ワンタッチでのパス回し、など日本のやりたいことが出来た試合だったが、今や日本のサッカーはレベルは違うが、J2でもこのくらいのことは90分間行われている。カタールはそれが代表クラスでも出来ていなかった。その差だと思う。

何にせよ、日本サッカーに対し少し安心した試合だった。

投稿者 bellwin : 08:14

2008年11月17日

100のアイデア、101の愚作

我らが犬飼会長がまたもや奇妙きてれつな案を発表した。

スポーツナビ

日本サッカー協会の犬飼基昭会長は17日、Jリーグのヤマザキナビスコ・カップを五輪男子と同様に23歳以下の選手とオーバーエージ枠(24歳以上)の選手3人で戦う方式に改める私案を明かした。若手育成が目的で、Jリーグや大会スポンサーには既に非公式で打診しているという。早ければ来年からの実施を目指す。

こんなことをするのなら素直にベストメンバー規定を外せば済むことだと思うのだが如何だろう。そうすれば各チームは否が応でも日程のキツイ昨今のシーズンなら普段出場機会のない若手などをバンバン出すであろうし、全ては解決すると思うだが。

そもそもこの犬飼案には現実的は無理なことが起きる可能性を秘めている。例えば、大分のように予算の問題から登録選手の数を少数精鋭にしているところはU-23の選手が果たしてこの規定数8人~11人いるのだろうかという疑問が沸き立つ。もしかしたら大分は選手が足りずにナビスコに出られなくなってしまうのではないか?そこで大分所属ののU-23の選手を実際数えてみた。

すると該当登録選手はざっと13人程度いることが解ったが、このうち3人はキーパーであり、実質10人程度になり、試合出場はオーバーエイジ枠(3人)を加えてもギリギリである。実際は怪我人などもいるだろうし控えも必要だろうから、年端もいかないユースの子までベンチ入りさせないと試合に参加出来ないことになりかねない。そんな事情は協会会長ならとっくにわかっているハズで、知った上でこの案を出しているだろうだからこそ、その現状認識感覚が不思議でさえある。

また、このカップ戦の権威はこの限定によりリーグ戦、天皇杯に比べ遙かに下がるものとなる。そんな権威の低い大会で選手は果たして強化されるのであろうか。この制度導入により、ナビスコカップはユースの大会の延長線上に過ぎなくなり、観客も価値の下がった大会には足を運ばなくなるかも知れない。すると世間の注目度も下がり、注目度が下がれば選手もクラブも必至さは減り始め、という負のスパイラルに陥る可能性がある。その時には”世界と戦うために”という趣旨に反して役不足な大会になるのではないだろうか。

こんな案を考えるのなら先にも述べた通り、ベストメンバー規定を無くせば良いことである。このままでは無駄の上に無駄を重ねるようなものだ。それともベストメンバー規定を作った先人に何か遠慮でも有るのあろうか。

良くブラッターFIFA会長を表すに、「「毎日100のアイディアを思いつくが、そのうち101のアイディアがくだらない」という言葉があるが、我が会長もそれに近ずきつつある。さすが世界を目指す日本サッカーの長である。

投稿者 bellwin : 23:10

2008年11月16日

名波の引退

僕は左利きである。最近は"ぎっちょ"という言葉は差別用語らしいが、昔から"ぎっちょ"であることを実は僕はこっそり誇らしかった。マイノリティであるからこその希少価値、そんな錯覚を覚えていたからである。

そんなマイノリティの星、名波が引退を発表した。自ら右足はおまけと言って憚らないほどのレフティ。今時両足で蹴れない技巧派なぞ死滅状態だが、彼は左足にこだわり、そしてハンパない技巧派の頂点として日本サッカー界に君臨した。まさに彼が左利きであり、それにこだわっているところに同じレフティとしては強烈なシンパシーと誇りを感じていたのである。

名波と言えば、イコールジュビロ磐田であり、2001年に完成をみた"N-BOX"システムの中心選手でもある。思えばあの当時の磐田は強かった。たぶん、今のJリーグにあっても優勝出来てしまうのではないだろうか。彼はスターばかりの当時のジュビロにあっても試合中の存在感は他を圧倒していた。

後年はセレッソやヴェルディなどにも移籍したが、その頃は膝が既にフルで使えるものでなくなっていたようで、たまに出てきても時間は短く限定的だった。しかし、その短い時間でもきっちりと仕事を成し遂げてしまう試合を目にするにつけ、”名波は名波”だと、とても嬉しかったのを覚えている。

そして、1997年から2000年までの代表に於ける存在感はカズや中田に並び称されるものだろう。特に2000年のアジアカップ優勝時の、彼の影武者ぶりとジャイアンぶりが見事に発揮されたチームは歴代代表チームの中でもベストだと思う。たぶん、2002年ワールドカップ時以上の出来の良さだったと、今になってもそう思う。

彼のゴールで最も記憶に残るのは1997年のワールドカップアジア最終予選、ソウル蚕室総合運動場での日本の窮地を救った1点目が個人的には印象深い。あれがなければ今の日本サッカーはどうなっていたのかと思うほど貴重な1点だった。

また、特筆すべきは左アウトサイドを使ったパスの美しさで、それは"美しい"という表現以外に見つからないほど見事な軌道を描き、尚かつ受け手の足下やスペースに「どうぞゴールを入れて下さい」と言わんばかりのイージーボールを置くその技量は、僕らを大いに感動させ、そこを見ているか!と思うほどの逆サイドへのパスは、常に観客をも騙し得た素晴らしいものだった。更に、守備の嗅覚も素晴らしいもので、バランスの取り方と自身のポジショニングが絶妙であり、いつも僕らを唸らせてくれた。彼のような視野幅を持ち、試合の流れを司る感覚を持った選手が今の日本にはまだいないのが現在の日本代表を苦戦せしめる原因ではなかろうか。彼の引退の報を聞くにおいてつくずくそう思った。(中村俊輔が今少し統率能力と守備力があれば近いのだが)

とにかくお疲れ様でした&ありがとうございました。

しかし、森島といい名波といい、個人的に好きな選手の引退が相次いで発表されると時の流れの残酷さと早さを思い知らされるものである。

投稿者 bellwin : 18:29

2008年11月15日

初"俺ダービー"

ガンバ大阪のアジア制覇、昨年の浦和レッズに続く2年連続ということで、Jリーグの為には非常に良いこと。あのような攻撃的でパスサッカーが制覇することはアジアサッカーの発展の為にも良いことではないだろうか。果たしてどこまでマンチェンスターUに食い下がることが出来るか興味深いが、そのまえにCWCで再度(たぶん)同じ相手と戦わなければならないことは不思議なことだ。この組み合わせ、昨年もそうだったが、今一方の山にアジアチャンピオンを組み込むなり、もう少し工夫は出来な勝ったのだろうか?

クラブの躍進とは逆に心配なのは代表。DF陣に怪我人が続き、カタール戦はキーになる試合だけに不安が募る。仮想カタールのハズだったシリアは各種報道を読むと全く歯ごたえがなかった様子で、本番の試合に向けて目処が立ったのか立たなかったのか。何はともわれ信じるしかない。

そういえばワールドベースボールクラシックに出場する"野球の日本代表"の相性が「サムライジャパン」になったそうだ。今さら感のあるネーミングでめちゃめちゃダサい。確かサッカーも一時期愛称名として"ブルーズ"とかを広告代理店が押しつけようとしたが、ホント定着しなくて良かった。代表は"代表"という呼び名が一番。何で今さら"サムライ"とか付けられる訳?そのセンスを疑う。

及び、たまに代表ユニフォームの色を指して"サムライブルー"とか称する輩がいる(しかも商売臭がする)が、それもいい加減かっこ悪いので止めて欲しい。

そして本日、非常に個人的な夢の”俺ダービー”、湘南対町田という練習試合が行われた。残念ながら見に行くことは出来なかったが、地域リーグ決勝大会を目前にして強化に努める町田が湘南に2-1で勝ったようだ。この結果は"ひっじょーう"に複雑な思いだが、町田は今年の地域リーグ決勝大会の優勝大本命と言われる立場。是非勝ち進んでJFL昇格を目指して欲しい。湘南はこの大事な時期、Jリーグのクラブとしてもっとしっかりと余裕をかまして欲しかった。俺ダービーとしても何だかとても残念な結果である。


投稿者 bellwin : 15:52

2008年11月10日

ベストメンバー問題再び

この15日には"日本で最も権威のある大会"天皇杯の5回戦がある。勝ち残った各クラブとも最善を尽くし奮闘努力ことだろう。もちろん、クラブとしてはベストを尽くすハズだ。最高のメンバーで、最高の成績を収める。当たり前の話である。

ところが、この当たり前の話に水を差す組織がある。日本サッカー協会という組織である。何でもこの組織、この天皇杯を主催する団体らしい。「そんな馬鹿な!主催する大会にケチをつけるなんて」
ところがこれが現実である。

この期間、これらのチームの中で優秀な選手ばかりを集めたチーム=代表を、この日本サッカー協会とやらが組織し、何でもワールドカップという大会に出場するための予選試合に参加するらしい。もちろん、クラブ側には招集拒否権はない。なぜなら日本サッカー協会というのはこれらのクラブを統括する上部団体でもあるからだ。つまりは各クラブともベストのメンバーで戦えないばかりか、招集選手を抱えるクラブとそうでないクラブとは不公平感まで出てしまう。つまりはそこで勝ったとしても本当に強いクラブかどうかは疑問が残ってしまう大会にしてしまったのである。全く持って、大会の権威を自ら落とし込むような日程を作ってしまう日本サッカー協会とやらには我々天皇杯愛好家ひいてはサッカーを愛するモノとしては断固、制裁を科すべきだろう。

その日本サッカー協会とやらを率いているのが犬飼という人物らしい。きっとその人物はこんな日程にしてしまったことを悔い改める発言をしてるのかと思いきや、クラブの行動を非難しているらしい。確かに彼らの行為も大会の権威を貶めかねないことである。非難されるのは当然だ。

でも、この非難、上記のことと矛盾しているような気がしないでもないが、それは深謀があってのことなのだろう。きっと来年からはこんなことがないように代表選手も天皇杯やもう一つのカップ戦であるナビスコカップにもちゃんと出られるような素晴らしい日程を考えているからこんな発言をしているのであろう。規定にはないが、このような権威を陥れるような日程を作ってしまった協会関係者の処分や、それを認可してしまった自らの責任もしっかりととってくれるハズだ。そう信じて僕らは生暖かく見守りたい。

投稿者 bellwin : 23:24

2008年11月09日

あと3つ

水戸戦をかろうじて勝った湘南。本日、仙台が広島に引き分けたため、残り3試合で勝ち点差は4。ビミョーな感じだが、再来週のセレッソ戦、相手も負ければほぼジ・エンドになるため、決戦という形になった。もちろん、大阪へは行くつもりである。行きは得意の夜行バスを早速手配した。

本日モンテディオ山形が勝ったため当チームの自動昇格が確実視されはじめた。あのNDスタジアムにJ1チームが行くのかと思うと考え深いものがある。山形県知事はあまり昇格に気乗りじゃないようだが、その国のトップリーグに自らの県のクラブが所属することの凄さをこの知事さんは解っていないようだ。この発言以外は例え喜びを表していたとしても、冷や水を浴びせるような言葉は慎んだほうが、賢明に戦っているチームとサポーターに対する政治的礼儀ではなかろうか。

J1も大変なことになっている。
優勝はもうどこでも一緒状態。どこが優勝しても、優勝にふさわしいとは思えない成績と内容。これはこれで今年のJリーグの抱える大きな問題である。

かと思えば、降格争いも我も我もと参入してくるクラブが後を絶たない。そして抜け出せない。しかし、もし湘南が3位に食い込んで入れ替え戦を行ったとしても、うーん、どこも勝てそうにはない。ヴェルディならひょっとして、あるいは大宮でも、とは思うが、逆に千葉や磐田には勝てるイメージさえ沸かない…。まあ、そんな想像が出来るのもこの今の状況下だからこそ。この状況ををもっと愉しまないと。

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次の試合はまさにこの文句通り。
湘南サポーターは"ニイタカヤマノボレ"

投稿者 bellwin : 18:56

2008年11月02日

08ナビスコ決勝

今年も恒例のナビスコ決勝に出掛けた。

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大分側コリオグラフィー

当初、大分対清水という東京圏外のチーム同士ことで、客の入りが心配されたが、結果的には前売りチケットは売り切れ。なので、これもいつも通り、少し早めの国立競技場到着を目指した。

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清水側コリオグラフィー。中央はカップか?

スタジアムには11時半くらいに着。千駄ヶ谷門に向かうと、既に入場待機列は無く、ゲート前のわずかな混雑を除けばすんなり入場。入ってから気づいたのだが、11時半開門の青山門などはこの時点でも長大な列があった。門によっての時差開門(ナビスコ決勝はかつて混乱したため、両サポーターは特定の門に並ばせ先に門を開けて入場させる。基本的には千駄ヶ谷門と代々木門がこれにあたる)も不公平になる場合がある。この辺りは難しいハンドリングだと思うが、今少し並んでいる方にうまく情報を流してやることは出来なかったのだろうか。

しかし、ナビスコ決勝は毎年天気が良い。今年も快晴。風も思ったほど強くなく心地よい試合観戦環境だった。

サポーターの数は6対4で清水が多かったが、何でも大分からは1万人以上が上京したとか。確かに大型のバッグを持っていた大分サポーターがとても多かった。

試合は、大分の試合だった。清水は何も出来なかったに近い。シャムスカ監督は清水に象徴される日本サッカーの弱点を良く見抜いているのではないか。つまりは、"日本の誇るパスサッカーも同じレベルにある選手達なら防ぐのは容易(つまりは世界レベルにはない)、弱点はシュート力にあり、遠目からのシュートはまず大丈夫、その上で守備を積極的に行い、少し混乱させれば怖くはない。得点はカウンター気味にサイドに大きくふり、後は肉体的に強靱な点取り屋に預ければ、それほど強くない日本人DFなら1点は取れる。"ということである。日本代表のライバル国の監督になったらこれほど恐ろしい監督はいないのかも知れない。

逆に言えば、このように想定されるレベルのチームしか今年のJリーグにはいない、ということにもなる。ここに大分がナビスコに優勝し、リーグ戦も4位に付け、優勝さえ狙える位置にいるということにも繋がるのだろう。大分の優勝にケチはつけない(むしろ、あの予算額でここまで来るのは賞賛に値する)が、このような停滞したレベルで混戦を繰り広げるJリーグではおもしろさも半減ではある。ビッグクラブと言われるチームの関係者やJリーグ及び日本サッカー協会の面々は節約や財政均衡ばかりを趣旨としたこれまでの運営方針を少し見直すべきではないだろうか。夢を与えねばプロスポーツは繁栄しない。

因みに、帰りの出口で整理員のアルバイトが、いつもの「千駄ヶ谷駅と信濃町駅のどちらで買った切符もどちらからでも乗車出来ます」のという誘導文句の後に、「信濃町駅と千駄ヶ谷駅は同じ総武線です」と付け加えていたのが東京圏外クラブ同士の決勝を象徴しており、少し可笑しかった。大分の皆さんは無事帰られたのであろうか、そして初の聖地国立競技場での試合を楽しまれたのであろうか。また来て下さい、是非。

投稿者 bellwin : 08:50