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2008年12月07日

08年アウエイの旅 最後の地、博多

シーズンは終わった。湘南はまたも昇格を逃した。いや、"またも"というとまるで毎年のように昇格争いをしているようだが、秋まで争うになったのは去年が初めて、最後の試合まで可能性が残ったのは今シーズンが初めてというこれまでにないほどの出来事で、何もかも初めての事が多かったシーズンだった。そのシーズンが終わった。

正直言えば、最終節での3位滑り込みは奇跡以外の何物でもないだろうと思った。ただ、可能性があり、そしてここまで昇格争いに絡める湘南を最後まで見届けたいという子どもっぽいセンチメンタルな気持ちな思いだけで博多に行った。(かつてボビーチャールトンは「サッカーは少年を大人にする」といったが、サッカーは「オヤジをガキにする」ものなのも間違いがない。)

だから、終了後は今年も終わったか、という感慨しかわかなかった。最後まで昇格を信じていた人たちは涙を流し、挨拶に来た選手達に苛立ちを隠さなかったが、僕はそこまで純粋でなくこの敗戦でのショックは少なかった。たぶん、あの10月アウエイでの山形戦の10分の1以下くらいの悔しさしか覚えなかった。

返す返すもあの試合を落としたのは痛かった。また、その前節のホームでの熊本戦に負けたのは取り返しがつかない事だった。やはりこの2試合で今シーズンは決まったと思う。その後、他チームの停滞もあって、再度"昇格"の可能性も垣間見えたが、しかしやはりシーズンはあの敗戦で終わっていたのだろう。

昇格というのは今年ここまで来たから来年は更に上…という積み重ねで出来るものではないというのは過去の他チームの変遷からも良くわかる。ましてや湘南のようにカネのないクラブは、その昇格するための投資を何年も出来るのは難しい。たぶん、この反動で縮小財政だろう。時節柄、大型スポンサーを見つけるのも容易ではない。親企業を持たず、メインスポンサー探しもままならない湘南が、その少ない予算をやりくりし、精一杯投資し、賭けたのが今年だった。だからこそ今年は上がりたかった。が、しかし何かが足りなかったのだろう。今はそう考えるしかない。

この日のゴール裏にはたぶん博多に参じた湘南サポーターとしては過去最高の人数だったと思う。行きの飛行機も帰りの飛行機も緑青のマフラーを誇らしげにしている人を数多く見かけた。若い方は遠征に次ぐ遠征でカネの工面も大変だったろう。ましてや九州、どうやっても節約は難しい距離で、それでも駆けつけた人の多さを湘南フロントは目に焼き付け、そしてそれを次のモチベーションにして欲しい。そうして頂ければ何も得なかった博多への遠征も意味のあるものとなり、空しさも少しは癒えるだろう。

081206博多.jpg
この日の博多はとても寒く雪も降り、ゴール裏で跳ねてなければ
やっていられない程の気候だった。

投稿者 bellwin : 2008年12月07日 17:47