« 2009年天皇杯決勝 | メイン | 高校選手権得点王 »
2009年01月03日
2008フットボールブックベスト発表
当サイト恒例のフットボールベストブックをここで発表します。今回は総数44票もの投票を頂きありがとうございました。ほぼ予想通りの順位とはいい、上位は甲乙つけがたいそれぞれとなりました。
最近の傾向としては出版不況の影響もあり、妙な企画モノは影を潜め、本格的な書物のみが発売されるという傾向が強く出ております。その中で今年は新書ではありますが、「4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する 」(著者:杉山茂樹 出版社: 光文社)や、「察知力」(出版社:幻冬舎 著者:中村俊輔)といった、ベストセラーに名を連ねるものも発売され、例年よりは企画・内容とも良い傾向が窺えました。
しかし同サイトではそんなベストセラーには何と1票も入らず、当サイトならではの渋い書物が上位にくるというマニア度を示す結果となりました。
そんな投票を踏まえた上でのベスト3の発表です。
第1位
股旅フットボール(著者:宇都宮徹壱 出版社: 東邦出版社)
得票数では2位でしたが、やはりマイナーに陽を当てたという意義、そしてその丹念な取材による内容の確かさには当サイト的には08年ベストブックの称号を与えざるを得ません。一部内容に若干もっと掘り下げて欲しいな、と思うところもありましたが、それでも十分同作品を発表したことを評価すべき1冊だと思います。また、このような現在進行形のマイナーリーグを取り上げる本が堂々と一般書店にも売られ、そこそこ売れたというのもある意味サッカー文化の成熟度だと感じ、その意義も踏まえ1位とさせて頂きました。ます。おめでとうございます。
第2位
「ダイヤモンドサッカー」の時代 (編さん:JDFA 出版社:エクスナレッジ)
たぶん、この本をトップにあげるか否かは過去への思い入れの部分が大きいかなと。だからこそありそうでなかったあの時代を振り返るという作業は難しく、作るほうとしても中途半端な内容では総スカンを食らうという恐怖心との戦いだったのでは、と推測します。それは見事に成功し、この得票数も同時代にサッカーを見つめていた人たちに受け入れられたということでしょう。願わくばこのような本がもっと売れてくれれば、と思いました。
第3位
サッカー戦術クロニクル(出版社:カンゼン 著者:西部健司)08年7月
同じ戦術ものとしてもっと売れた杉山茂樹氏著の「4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する」もありましたが、ここでの投票数の差は何でしょうか?それは何となく解る気もしますが(あのウエカラメセ…おっと!)、今さらそれは言いません。少なくとも西部氏の著作には自分の事として伝えようとしているモノが感じられます。
投稿者 bellwin : 2009年01月03日 14:31