2009年11月22日
甲府戦
「勝ったのか?勝ったんだな?」
この日、何回目か分からない結婚式場からトイレへの中座、時刻は6時55分を回った辺り、携帯での速報にじれったさを感じた僕は、"甲府2-3湘南(89分)"の文字を見た瞬間、家にいる女房に電話をかけた。
電話の向こうからはせっかちな夫を諭すように弾みながらも落ち着いた声で「勝ったヨ!」の一言。その言葉を聞いた瞬間、思わず僕は静かなロビーで「ヨシッ!」と大声を上げてしまう。
そして式場に戻るために一度は気を落ち着かせ、やがて、お開きとなり、新郎新婦にいつも以上の笑顔でお祝いの言葉をかけてホテルを後にする。だが、そこからは感情が抑えきれない。自然と目からは次々と熱いものが沸いてくる。人でにぎわう表参道を泣きながら歩くなんてよほど変な奴だと思われるだろう。必死にそれでも自分をコントロールしながら家路を急ぎ、電車に乗り、やがてようやく我が家の扉に到着。
だが、女房の顔を見た瞬間にダメだった。思わず泣き崩れた。勝つことがこんなに嬉しいなんて、自分がこんなに感情的になるだなんて、あり得ないが事実だった。
落ち着いて録画した中継を見ると、まさに死闘、激闘、今シーズンのJ1を含めてのベストゲームだったように思える。最後の坂本のシュートは、そうなると分かっていてもまるでスローモーションのようで、そこだけが時間が止まっているようだった。あれが入った瞬間のゴール裏の雰囲気は、想像は出来るがたぶんそれ以上だったのだろう。そりゃ柵も壊れる。
この試合で勝ち点の他に収穫だったのはアジエルが再び機能し始めた事。怪我で休みがちだったこともあり今シーズンは不調の時期が長かったが、この試合のアジは切れも戻った様子。ラスト2試合に向けて好材料と言えるだろう。
更には(西村主審だから仕方ないが)あれだけカードが乱発されたのにもかかわらずイエロー3枚組が一枚もカードをもらわなかったことは奇跡といえる。それぞれが貰えば累積数からいって2試合出場停止になるため、そこで今シーズン終了となるところだった。ホームラスト、昇格のかかった試合をベストメンバーで戦えるのは大きい。
さて、これによって次のホームでの草津戦が今日以上に大切になった。次週勝たなければこの日甲府を制した意味がない。うれし涙はまだ流し足りない。いや、この試合に勝って、昇格を決めたらホンモノの涙を流そう。そう、今日流したのはあくまで汗だ(笑)。
投稿者 bellwin : 2009年11月22日 07:56