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2003年10月27日

運良く今年もナビスコ決勝戦の自由席チケットが手に入った。
昨年同様浦和が上がってきたことにより今回も自由席の入場は混乱を極めるだろう。 さすがにJリーグ側も昨年の混乱を踏まえ今回は事前に入場の方法をHPで 告知している。どうやらトラブルを避けるためそれぞれのサポーターを入場口を 分け分離するようだ。しかも浦和のサポーターが圧倒的に多い情勢 でどうやらかなりの部分を浦和側に割くような方策を採るらしい。

それはいい。
ただ、そこで私には疑問が残る。それは、どちらのサポーターでも無い私のような 自由席チケットホルダーはどこにどうやって並べば座席が確保出来るのかということと、 そして何処に座れば適切なのか、という2点である。



代々木門から続く入場順取りの貼紙。
この試合のチケットが手に入らなかった両サポーターには申し訳無いが、 私のように毎年この決勝を組み合わせ関係なく観戦に訪れているフリークは意外と多い。 何せこの日は多くのJリーグファンにとってもその頂点を見られる大事な 試合なのである。

そんな人間が運良くチケットが手に入った場合、 どうにかして少しでも安価で良い席で見たいのも事実。私もそんな一人。 そこで早速Jリーグに電話をした。同じような境遇の方も多いと思われるので以下にその要約を記す。

管理人(以下"管")「どちらのサポータでも無い自由席チケットホルダーはどこに 並べばいいのか?」

Jリーグ(以下"J") 「(しばらく待たされ)どちらにでもお並び下さい」

管 「私はバックスタンド上段の自由席エリアで見たいのだが、そこにはどちらからでも 入れるのか?」

J 「ハイ」

管 「すると情勢からすると鹿島側から入ればより早く上段に行けると思うのだが、告知には”青山門、代々木門は千駄 ヶ谷門が開門するまでは、回廊が厳重に閉鎖されていますので、それぞれのサポーターエリアしか入場できません。” とあるがこのサポーターエリアというのはバックスタンド上段は含まれないのか?」

J 「バックスタンドには浦和側からの入場者を最初に入れていきます。ですので確実にバックスタンドに入場を希望なら浦和側からの入場をお薦めします。」

管 「そうすると鹿島側に並んだ場合はバックスタンドには入れない事になるのか」

J 「鹿島側は最初はホームゴール裏から入場して頂きます。またスタジアム内では開門当初は行き来が出来ないように管理します。」

管 「(最初に言っている事と少し違うな…と思いながら)その当初行き来出来ない境界線はどの辺りになる予定なのか」

J 「それは説明するのが少々難しいのですが、(私の「聖火台あたりか」との問いに)いや、今少しホーム側になると思います。」
(後からの話だとバックスタンド側コーナー辺りという雰囲気だった)

管 「私のようなどちらのサポーターでも無い人間の自由席エリア設けないのか」

J 「自由席ですので…」(?)

管 「千駄ヶ谷門から入った場合は自由席はどこに誘導されるのか」

J 「千駄ヶ谷門開門時にはゲートが全て開放されますので(どちらのサポーターでも無いという前提で)自由席エリアならどこでもどうぞ」

管 「その頃には席は埋まってしまうのでは無いか?」

J 「確実なのはやはりレッズ側をお奨めします」

という感じで全体的には少々要領を得ない答えだった。(尚書き添えるとJリーグ側の返答はあくまでアンオフィシャルである。 この点はご注意を)

この返答及び各サイトで報告されている事象を見ると、どうやらバックスタンド上段は 全面的に浦和側サポーター席になる模様。鹿島側はホームゴール裏のみになりこの境目は バックスタンド辺りで、ここら辺りに緩衝地帯及びゲートが作られる模様。 また、これはこの電話で確認したが、千駄ヶ谷門は青山・代々木両門の入場が落ち着いてからの解放となり必ずしも11時に開門するとは限らない。(更に遅くなる可能性があるということ)

私のような立場のファンを優遇しろなどとは毛頭思わないが、少なくともそんな人間が結構おり、 そのようなファンと熱くサポートしたいと思っているサポーターとが同じ場所に座らせた場合に、 その温度差によりトラブルになる危険性があることも少しは考慮してしほしい。 (実際、昨年私の友人の周りの席では多少いざこざがあった) 少なくともそういうファンが当日も自由席に多くいるであろう事を前提に今一度分かりやすい 修正説明をJリーグには望みたい。



2003年10月10日

Jリーグは自らの手で首を絞めてはいないか?

各種報道によると来年の同リーグの日程は、アジア杯と オリンピックのため7・8月は行わず、これにより全ての日程が 土日開催では収まらないため定期的な水曜開催を行うとのこと。 私はこの報道を読んでJリーグ機構は気でも狂ったのでは、と思った。 これでは間違いなく観客数は減る。それはリーグの衰退を意味する。

そもそもアジア杯はともかくオリンピック期間中まで中断するのは納得が いかない。理由が国民の目がオリンピックに注がれているためだとか 言われているがどうだろうか。

要は、この時期の集客には期待が出来ない、とリーグは踏んだのだろう。 しかし私はこの”集客”の中身に違う見方をしている。以下はその理由である。

現在は、ブームでもないJリーグに於いての観客はその多くが(いいことか悪いことかは 分からないが)固定客であると私は考える。
その根拠は各クラブとも週末開催なら試合によってあまり大きく変動しなくなった 事(アウエイサポの来訪数による増減は別)や、自分の周りや実際にスタジアムで 見かける客層を見て、いかにも毎試合来場している客筋が多いと思えるからだ。

時間的に無理でなければ彼らは各スタジアムに足を運ぶ。例えオリンピックが あろうと、いや代表の試合があろうとある一定の客はある程度無理をしてでも 必ず足を運ぶだろう。このある一定の客というのが、各クラブで数の差異はあるとは 言え、現在ではかなり大きな集客のコアである。

だが、平日開催ともなるとこれは仕事という要因による時間的制約によりこのコア層は スタジアムに足を運ぶことが出来なくなってしまう事が多くなる。もちろんコア層でない ライトな客筋は”言うまでもなく”であり、自ずと観客数は減るだろう。

リーグ側は他のビッグイベントによる客数の減少より、平日開催の減少の方がまだ 少ないと踏んでいるのかも知れないが、これらを鑑みると、これは逆だと思う。 仕事による時間的制約はどんなにサッカー好きやチームサポーターでもいかんともしがたいのだ。

また、この中断を決めた別の要因として選手派遣によるチーム事情の不公平さ、 また各代表級選手の不在での集客力の低下もあるかも知れない。だが、アジア杯はともかく (私もこの期間は当然中断すべしと考える)、サッカー界的にはあまり注目されないオリンピック サッカーに力を入れるのもそろそろどうかと思う。正直サッカー協会がそんなに各選手を ”世界”とやら戦わせたいのなら、(これはあくまで例としてだが)Jリーグに資本を注入して 魅力ある外国人選手の受け入れを促進する等の施策を行うことによって、 リーグを今以上にレベルアップさせることを考えた方が、日本サッカーの底辺を広げるという意味に 於いても賢明だと思うのだが。

また、代表選手がいないからといって見に来ない層はそもそも平日にまで無理して リーグ戦など観に来ない。一般層がアフターファイブにフラッとJリーグ、 などという感覚での集客数などには期待する方が馬鹿だ。

Jリーグは代表の養成所では無いのだから、日程問題で代表をあまりに優先し譲歩するのは その経営的見地からも如何かと思う。 各クラブとも現在来場しているサポーターやファンを信じ、副次的な出来事に振り回されるような日程案は止めるべきだ。 いい加減、今少し自らのクラブやリーグに自信を持って欲しい。

また、協会も各クラブの自助努力ばかり求めないで、クラブの利益を今以上に考えるべきだ。 それが出来ないようだと数年前のようにJリーグはまたもや(いや既にか?)縮小均衡し続けてしまうだろう。 Jリーグが日本サッカーの基本であり根幹なのだと言うことを忘れぬようにして欲しい。



2003年9月30日

札幌へ行って来た。
札幌対湘南戦を観るためである。

ドームを訪れるのはあのWカップでのアルゼンチン対イングランド戦以来である。 あの時イングランドの旗で埋め尽くされていたスタンドの一角に陣取った アルゼンチンサポーターのように、いや更に少人数で僕等はアウエイゴール裏に 席を見つけたのである。観客は約15000人。客席を見た限りでは今少し入っているかと思ったが、 現在の札幌の成績からしてもこれは上出来なのかも知れない。 無論、対抗のゴール裏は赤と黒とのコントラストで満員であった。 しかし意外にも試合は湘南が勝ってしまったのである。



札幌ゴール裏はぎっしり。
コンサドーレの状況は思ったより悪い。
試合はホームと言うこともありほぼコンサドーレが支配するが、何せ攻めに工夫が無い上に一対一でも (湘南が)勝てる確立が高いので怖さを感じない。パスカットもされ放題で、 あれでもっと楽な展開に持って行けない湘南もこれまたどうにかして欲しいのだが、 とにかく我々から見れば点の取られそうな気配が無く、終盤を除きボールを保持されながらも試合のコントロールは うまく出来ていた。 また、珠に入るゴール前へのクロスも我らがセンターのパラシオスが鬼神の如くはじき返すので、 彼がつり出されない限り(そのための工夫も札幌にはあまり見られない)は、ゴール前でも攻められても 安心出来る。札幌にとっては大きな壁のようだったろう。

そんな状況で相手の不出来にイケルと思った湘南が、数少ないチャンス時に集中した末に 手に出来た2点を最終的には守りきったのだが、後半は勝ち慣れてないせいか引きすぎてしまい、 そのため試合が進むにつれ、攻める札幌との間で蹴り込み&蹴り出しサッカーになる。 なかなかサポ的には手に汗握る必死な試合だった訳で、勝った側からすればかなり興奮満足度の高い試合だった。 「行って良かった」と思わせる試合である。まあ内容的には2部リーグの9位と10位の試合に相応と言われても 仕方ないかも知れないが。ちなみに試合後は我々のエリア以外はお通夜状態だった。

それにしてもドームという建物といい、会場のサポーターが作る雰囲気といい、 とても2部の下層に沈むクラブとは思えないのだが、あれでこの地位に甘んじるコンサドーレは、 お節介かも知れないがより努力が必要だろう。あのスタジアムはJ1の明るいスポットに 照らされてこそ輝きを増すものだろうし、何よりこの成績でもあれだけ集まるサポーターを要しているにもかかわらず、 この順位というのは、クラブフロントの怠慢を言われても仕方ない。良質資源の無駄使いである。 TVをつけてもスポーツニュースはコンサドーレの事がメインであるという地域的密着度を考えても、 そして日本サッカーのためにも是非再興して欲しい。祝杯を挙げにフラッと入ったすすき野の飲み屋にでさえ コンサドーレのポスターが張ってある風景を見たとき、改めてそう思ったのだった。




2003年9月24日

一部マスコミで報じられているのが本当だとするなら私はジーコの単純さ加減に呆れてものも言えない。 モンペリエに所属する廣山が日本代表に復帰したという事に対してだ。

10月の代表海外遠征はナビスコカップのため準決勝進出クラブの選手は招集されないと言われているが、 果たしてその代わりか、ここのところ怪我をしてリーグ戦にも出ていない廣山を呼ぶというのはいったい どのような基準なのか、この招集の意味について理解しようとしても全く理解出来ないのである。

このナビスコ組不参加で足りなくなるのは主にDF陣である。(かつて呼ばれたメンバーも含め)
ジーコ自身が既にW杯予選に対して現在のメンバーでの固定を打ち出しており、もしその固定メンバーのうち DF陣が大幅に参加できないとするのなら、その代役を欧州組で捜すというのも分かる。(いないが)  しかし、廣山にその代役を務めさせるのは畑違いでもあり、もし実験的に、として考えるにしても廣山に4バックのDFをやらせるのは アレックスの件以上に酷である。また満ち足りていると思われるMFでは出番があるかどうかも 疑わしく、一体全体ジーコがどんな考えで廣山を招集したのか理解に苦しむのである。

理解できるとすれば(簡単に言えば)「海外でやっている選手だからきっと良い選手、近いし呼んで見よう。」という 小学生レベルの思考の末によるものということぐらいだ。しかしあのジーコがそんな 馬鹿げた理由で呼ぶか?

ただ、これまでのジーコの選手選考に於いてもあまり脈絡性は感じられず、 「何々が足りないから何々を」といった論理的指向性は少なくとも私には感じられず、 今回も含めその人事は”安直”という言葉が一番似合う。これらを考えると上記の件もあながちはずれてなさそうと思わせてしまうところが怖い。

このような疑問だらけの人選が続くと、選手選択評価基準も他人依存できまぐれで安直、というセレクターとしての才能も 疑いかねない最悪の監督資質が見受けられてしまい、そのような人物が率いるチームの結末に私は悲観的にならざるを得ない。

それ故、もし今回の報道が真実なら、ああ神様!、早く日本を去ってくれ!!!と叫びたい。 誤報であることを(我が代表のために、そして 彼を少しでも信じることが 出来るよう)祈る。

ちなみに私は同様に報じられた今更の藤田の招集にも疑問を感じているのも付け加えたい。 (藤田のプレーは大好きであり、いつも何故代表に選ばれないとは思っているが今回のこの事態での選出理由が分からない)

追記
9/25に原文が読みづらかったため加筆修正しました。(まだ読みにくいけどこの件については苛ついて、どうにも文がまとまらない。)



2003年9月17日

"TVで視聴したのみ"という前提がつくが、今日のアウエイでの韓国戦を見てU-22代表の行く末がホントに心配になってきた。

未だに中心選手となると見込んだ選手達の連携はとれておらず、その事実を覆い隠すようなオプションという名の 元に挑んだ山瀬中心の布陣もまったく機能せず。そして大久保の相手が見つからないからとしか思えないような極めて 後ろ向きなワントップシステムの採用や、試合中にこれまでの3バックが機能しないと見るなり(この時点でそれも問題だが) 、何故ゆえの急遽なる4バック採用なのか分からないが、とりあえず取り組始めた4バックに挑戦してみたりと、 監督の悩みっぷりが手にとるように分かる程のチームとしての安定の無さ。これらを見るに山本監督は未だ確固たる戦術の 見い出も、中心となる選手の選考も終わっては無いらしい。恐ろしいばかりの混乱ぶりである。

私は今のU-22の選手達が一世代前に比べて個人能力がそれほど劣っているとは思えない。そう思うだけに この混乱ぶりにはイライラ感が募る。山本監督は果たしてオリンピック代表監督として適当なのか?その資格を 大いに疑う今日の日韓戦であった。

それにしても、A代表にしろU-22にしろ、果たしてこの1年、日本のサッカーレベルは上がったのだろうか? どうしても私には良くて停滞、むしろ後退しているようにしか思えないのだが…。



2003年9月15日

甲府までちょこっと行ってきた。甲府と言えばやっぱブドウなので、こっちではなかなかお目にかからない 地元のワインなんぞを自分用に仕入れたいところで、インターを降りると早速候補地を目指した。 今回は家を遅く出たために時間があまり無かったので、ブドウの丘という勝沼町営の、 その名の通り"ワインとブドウなら何でもあるよ"的な施設を訪れた。

そこでは地下のワイン倉で試飲をしながら口に合うワインを探せるので、それはそれでソムリエ気分に浸れたりなんかして少し満足。 ランチは一面に広がるブドウ畑を見ながらのレストランで食し、すっかり観光気分を満喫して更に満足。 幸せな一日だった。夕方までは。

小瀬競技場には結構湘南のサポーターが来ていた。試合が始まるまでは皆幸福だった。でもでも、試合後は たぶんみんな凹んだ。下手くそな上にふて腐れたようなプレーしか出来ない選手とチームを目の前にしてとてもとても落ち込んだ。 先ほどまでの幸せな観光気分はどこへやら、文句たらたら、逃げるように飛ばして中央高速を帰った。

翌日、買ってきたワインを飲んだ。
現地で試飲した時はとてもおいしかったはずなのに家で開けると僕にはどうにも渋かった。 もしかしたらあの小瀬での試合がこのワインの印象までも変えてしまったのかも知れない。 少なくともあの試合の後に飲むには渋すぎた。

でも果たして今のあのチームに合うワインなんてあるのだろうか? あるのなら教えて欲しい。何万キロあろうと買いに行きたい。お願いだ…。



2003年9月10日

今日の試合をTVで観ていて何故私はジーコのサッカーに懐疑的なのか分かったような気がする。それは要約すれば” メッセージ性の欠如に対しての不安”と言う言葉になるのだろう。

これは彼のチーム作りにおいてもそうなのだが、今日は特に試合中のピッチに対するメッセージの無さに驚いた。
サッカーというスポーツは、監督に出来る事の多くは試合開始直前までで、 後は選手個々のスキルに任さざるを得ないスポーツだ。監督が試合中出来ることと言えば限られている。 監督が試合中にゲームをメイクすることはなかなか難しい。

但し、唯一出来ることは選手交代によってその意図をイレブンに浸透させることによってのみ 戦術的にゲームを動かすことが出来る。例えば負けていた場合、DFを一人減らしFWを増やせば、今はリスクを背負ってでも 一気に攻めろ、 という監督のゲームプランがそこには読め、逆ならば”守りぬけ”という戦術的意図がくみ取れる。 言うなればその交代そのものが唯一の監督が持つゲームメイクの手段であり、そしてそれはチームへのメッセージなのだ。

だが、果たしてこの日のセネガル戦に於いてのジーコ監督の選手交代にはその意図を感じさせるものはあっただろうか? そしてこれまでの試合に於いて、そのような戦術的なメッセージを込めた選手交代というのは見られた事があっただろうか?

今日の試合で後半途中で本山が投入された。この時私は彼をツートップの後ろに配し、ボランチを含めたMFを一人減らすことによる 実質3トップでいくと踏んでいた。この時間、0−1で負けているのである。しかも相手はバテておりラインはガタガタだ。 前を増やし走れて2列目からの飛び出しのうまい本山をシャドウストライカー的に使い一気に責め立てるという戦術をとってもおかしくなかった。 またそうしても不思議ではない試合展開でもあった。しかし実際は、本山は大久保のポジションに入り相変わらずの 2トップという、戦術的には大きく変わるものでは無い選手交代だった。 またその前の遠藤と小野の交代も特にシステムをいじるでもない、単なる"交代"だった。柳沢→黒部も同様である。 どれも、先発組が単に疲れていたからか、ベンチの選手をちょっと見てみたかったか、のどちらかとしか 考えられない。そこにはどこにも、”負けているから今攻めるんだ!”だとか、”もっとサイドを崩せ”、などという 監督の戦術的な意図は見えなかった。ジーコは選手交代という監督が持つ唯一のピッチに対しゲームメイクする手段を、そして 戦術を明確にピッチの選手に対して描けなかったのである。明らかにそこには 勝つためのメッセージ(=勝つための方法論)を自身が持っていないことを露呈している。

明らかに今日のセネガルはあのワールドカップ時に比べチームとしては劣っていた。そのチームにホームで このような無策な試合をしてしまう監督はやはり信頼できない。やはり彼は支持できない。

(初稿時に於いて交代選手の名を取り違えていたため訂正しました。大変失礼しました)



2003年8月24日

以下はホーリーホックサポーター以外はなかなか行く人の少ないであろう水戸の笠松競技場訪問記である。 何かの機会で行く際に参考にしてください。

水戸での試合というとあの独特の"まったり"感がアウエイチームにとっては強敵らしい。 それはひたちなか競技場のみならず笠松競技場でも同様らしく、試合前はまったくJ2の試合が これから始まるなどとは考えられない程ののどかな空気が流れているという。湘南を追っかけ そんなまったり感を味わいに水戸まで出かけた。

この笠松競技場、地図で調べると何と水戸市の隣、那珂郡というところにある。しかも水戸より 遠い。実際途中首都高の渋滞を避けるため環八へ迂回したものの到着まで4時間近くかかった。



試合開始まであと25分でこの雰囲気。
ついてみて驚いたのが駐車場の巨大さ。特に第五駐車場には砂利地とはいえ 更に大きな競技場が立てられそうなくらいの敷地が用意されており、あまりの広さに、そして空きっぷりに どこに車を止めようか迷うぐらいである。 これまで行ったスタジアムの中でも駐車場の完備率では圧倒的である。たぶん満員になってもすべての駐車場は 埋まらないのではないだろうか。笠松に行くのなら間違いなく車が便利、しかも駐車場の 心配など余程のイベントが無い限り無用である事を皆さんに強調したい。(無論駐車料はタダ)

ちなみに私はスタジアム裏の舗装された第4駐車場に止めたのだが、 帰りの事を考えると(出るのに少し苦労するので)、第5駐車場の方が 良いかもしれない。またコンビニは常磐道の那珂インターからスタジアムに向かう際に見かけたら早めに入る にこした事は無い。競技場周辺は公園という事もあり何も無い(少なくともビジターには探せない)。 インターから競技場までは意外と近くほぼ一本道で20分程度で着く。

笠松競技場は事前に思っていたより立派だった。最近改装されたのだろう、観客席はメインを除きベンチシートとは言え きれいで、そしてゴール裏も一部を除ききちんと座席が用意されており、規模も万博競技場や平塚競技場などより大きく作りも 現代的だ。 もちろん球技専用では無いので臨場感という言う意味では物足りないが試合も観やすく、好感の持てるスタジアムである。 少なくとも以前訪問した同じ水戸の使用スタジアムであるひたちなか競技場よりは数段グレードが上がる。

ただ、バックスタンドのど真ん中に聖火台を置くなどと言う、観戦者の事を全く考えていない作りはここでも見られ、 これが日本のスタンダートな公共競技場の作りかと思うと、その発注者のスポーツに対する理解の無さも含め がっかりとさせられる。

スタジアム内に売店はあるがビールなどの飲み物とちょっとした食べ物が少々売っているくらい。トイレもそれほど 多くは無いが、今のところそれほど観客が集まらないのでこの程度で十分なのだろう。

入場口前にはJA(農協)主催のくじ引きが催され、この日の景品は"梨"。スタッフも親切で、 このあたりの雰囲気はアットホームでわざわざ訪ねてきたビジター観客を大いに喜ばせる。 地方スタジアムのこんな雰囲気、いかにも地元のチームといった感じでJリーグのクラブがその土地に 根が張りつつある雰囲気が感じられ、私は大好きである。

試合前の雰囲気は噂通りまったり。地元大洗町の町長さんが試合前挨拶をするが、その後の試合開始まで妙な間が開き、 我々も含め、ぼーっとしたまま選手入場を迎えてしまう。テンションが上がらず気持ちがゲームに向かって行かない。 公式入場者数は3000名をわずかに超えたようだが、 スタジアム改装の逆効果であろう、現実に見合わないキャパの大きさによるガラガラのメインとゴール裏観客席の空間が、 その人数のパワーを打ち消すかのようにうら寂しい空気を漂わせていた。

試合は湘南側から観れば最後の5分だけ見れば十分という試合だった。85分まではほとんど負けを覚悟したのだが、 (私はあまりの内容の無さに怒ってさえいた)、途中から入った加藤大志の生きの良いサイド突破に触発されたのか、突然 チームが目覚め、残り5分で逆転をするという、遠征組からすればこの上ない、ホーム側からすればブーイングものの 試合だった。水戸にはトゥーリオが出場停止のためのせいかも知れないが、 それにしても彼らのシーズン前半の良さは嘘のように消えてしまったようだ。試合自体は暑さもあり凡戦と言える内容だった。

帰りの高速のサービスエリア(友部SA)では気を良くした湘南サポが土産物をあさる姿が目についた。 無論私も水戸名物の納豆を買い込んだのは言うまでも無い。 (結構粘り気が強くおいしい。お勧めデス。)

最後に話は変わるが、先日の代表の対ナイジェリア戦に関しての感想だが、未だ試合を観ていないので論評は 出来ない。しかしどんな相手でも勝ったのは何より。 ただ、強化テスト試合にも関わらずあのスコア差でメンバー交代が少なすぎるのは疑問、というところデス。



2003年8月16日

雨の毎日である。

今週末、何年かぶりに旧友等と海に一泊旅行へ行く予定だったが、見事に中止になってしまった。腹の出かかったおっさん達 にとって真夏の海というのはあまりにもあわない光景だが、そのような腹の中にため込んだ社会の汚れとでもいうか、 そんなものを洗うにはちょうど良い機会かと思ったのだが残念である。ちなみに私は猛烈な雨男でイベントは大概雨に祟られる。 私の周囲ではこの長雨も、お盆休みを取っている私のせいになっていた。

さて次週はこっそりと我が代表がナイジェリアと戦うようだ。どうやら天気も良さそうで私が観にいくのにハテハテと思ったが、 よく考えればそれほどこの試合に私自身がリキ(力)を入れている訳ではないので神様も雨を降らさないのかも知れない。それほど 最近の代表には興味が向かない。

そのような今回の代表選出メンバーだが、ジーコ監督はどうやらかなりの本気モードのようだ。日程的に苦しい欧州組まで かき集めるとはなかなかの気合い。私は、別に欧州のクラブがどうなろうが知ったこっちゃ無く代表の方が遙かに大事であるし 、選手に対しても代表招集がある事を前提に海外移籍を選んだのだろうからそれにブーブー言うのは筋違いだろうとも 思っているので、今回の海外組招集に異論は無い。(更に激しく言うと代表に選ばれたからこそ海外移籍が叶ったにも関わらず、 その代表からの招集に応じられない選手など私にとってはどうでもいい存在だ)

ただ、これまで絶大な信頼を置いていたと思われるバックスラインをそう取っ替えし(しかもパックで!)招集せず、コンフェデで 調子の良いと思われたバックス陣を揃えたのには大いに不満。特にアレックスのサイドバックというのは大きな?マークであり、しかも そのバックアップメンバーがいないというのはどうしたものか?

更に驚くべき事にメンバーの中にユーティリティなプレイヤーがまるで見あたらず、またダイナモのような動きが出来る 選手も相変わらず選ばれていないというのも大いに不満だ。

また恒例により先発ナンバーも先に発表されたが、そこに名のあった強行スケジュールで参戦するに稲本より、もし勝ちにこだわるのなら 国内にいる福西(選ばれてもいない!)の方が遙かにコンデションは良さそうであり、それを見ても名前だけで 選んでいるような気がしてならないのだ。先の、DF陣そう取っ替えや、ジーコがこだわる攻撃的でありながらその機能が 全く整備されていない"黄金の中盤"といい、何か華はあるが根は張っていないような弱々しい姿に今の代表は見える。

以前にも書いたようにジーコ氏の代表監督に対しては大いに疑問を持っている。代表には常に勝って欲しいのだが、最近はとみに どうでも良くなっている。それは単に私が湘南というクラブに対し年々力を入れて応援しているからだけで無く、 こんな疑問だらけの代表事情にうんざりしているせいも多分にある。

今の状態で果たして厳しいWカップ予選を戦い抜けるのだろうか? これだけ弱ければあの97年予選のようにハラハラドキドキ、ジェットコースター的気分がより味わえるぜ、とあまのじゃく的 考えもあろうが、あのような苦しみはハッピーエンドだからこそ良いもので、その保証が無い今はただただ、 華は無くても泥臭く勝ち抜ける代表を創って欲しい、と願う日々なのである。




2003年8月10日

以前も書いた記憶があるがJリーグオールスターの存在には反対を唱える。
理由は99年8月1日の日記などを読んで頂ければ と思うが、個人的には(とみに最近)観に行く気が起きない。気持ち的に譲って、 一度観られたので十分なのかもしれない。とにかく例え東京近郊で開催されようとも積極的に行こうとは思わない。 そういう意味で日本各地域を順番に回っているといくという運営は 巧妙だとも思うが。

このような事を書くと今回行かれた方には申し訳無いが、TV局が"真剣勝負"などと煽れば煽るほど その白々しさが耳につき、エムボマのものすごいシュートも芸にしか見えないのである。

Jリーグには、目的がさほどあるとも思えず逆にスポンサー資金の調達以外に利もなさそうな(逆に負の面が目立つ昨今では) オールスターの開催そのものを今一度問い直して欲しい。よしんばそれが出来なければ、 その開催仕様(ファン投票によるメンバー決定という選出方法の再考や出場選手に対する拘束のきつさ)を見直してはどうだろうか。 たとえば開催地も滅多にJの試合の無い地域や、すばらしいスタジアムを持ちながら観客動員数で苦労している鳥栖などで 行うならサッカーやJの普及という意味ではまだ開催意義はあるとも思うが。

いまのままでは正直つまらないし感動もない。



2003年8月7日

あえて書く。怪我人多数という事情も知りつつも書く。
対レッジーナ戦のマリノスサイドのやる気の無さには呆れた。 何なのだあのメンツは?サテライトの試合か。

いや、それがマリノス一クラブの問題なら私も別に呆れない。 だがこのクラブは卑しくもJリーグ1stステージの覇者であり、 例え親善試合とは言えそのプライドを持って戦うべきであるところを、 けが人多数という理由でサテライトのようなメンツにて国際親善試合を 戦い、しかもあっさり負ける。 これを世間は"Jリーグで一番強い"チームがセリエの下位を彷徨くクラブに負けたとしか 取らない。それは自らの価値を下げてしまっていることでもあり、イコール リーグ覇者の価値を下げてしまっていることにも繋がる。これが許せない。

勝者には勝者としての義務が生じる。勝者は常にどんな理由があろうと そのプライドにかけて威厳を保たねばならない。 それが例え親善試合であろうと人々に注目される試合であるならば、 全力を注ぐ(もしくは全力を注いでいるように見せる)のがこの場合の"勝者の義務"である。

今回、マリノスはあっさりとその義務を放棄してしまった。そんなクラブがリーグ覇者になってしまう現状を私は大きく憂う。

最近、私はJリーグの価値を代表並に上げることが出来ないでいるのは、 マスコミでもなく海外にしか目を向けないファンでも無く、 明確な補強策も無いままにレギュラーの海外移籍を簡単に認めて しまうような日本のJクラブ全体の甘さと、世界を目指すと言いながら一向にアジアのイニシアティブさえ とれないリーグ運営者、及びサッカー協会そのものでは無いかと考えている。

国際化がすべてすばらしいとも思わないが、日本人の多くが国際化されたものや人に価値を見いだす 傾向が強い現状では、今回の試合など自らをアピールするには最高の機会だった筈。 それをみすみすつぶしてしまうそれぞれのやり方には暗澹たる気持ちになる。 それではいつまでたってもJリーグそのものが国外はもとより国内でさえ今以上に認知されない。 そしてそれはリーグの興隆にもマイナス材料として繋がり、 最終的には日本サッカーそのものの強化にさえ悪影響を与えてしまう。 リーグ戦を棒にふってまでもその宣伝まがいな事に当たれとまでは言わないが、 先に述べた通り、チャンピオンチームにはそのリーグの先頭に立って振る舞う義務がある。 それが今回の対レッジーナ戦だと思っていたが、マリノスに対してはがっかりした。

また、これは今更ながらだが、あの横浜国際のミーハー的なのりはいい加減何とか ならないものだろうか?前日の東京サポーターがすばらしかっただけに余計そう思う。



2003年8月3日

やはりクラブは裏切ってはいけない。私がこっそり裏カード(私にとってJ1優勝戦線は裏カード)を観に 行っている間に湘南が広島に勝つだなんて…。嬉しい限りだがあまりに悔しい。いろんな事で裏切られるチームだ、湘南は。

さてこの私的裏カード、世間的にはまさに優勝が決まる大事な一戦をどこに行くかで迷っていると前回書いた。 結局、裏の裏(笑)、国立競技場に市原を観に行くこととした。、やはりマリノス優勝と同時に歓喜の輪、 なんてものは同じ神奈川県に本拠を置くクラブサポとしては観たくはないし、 そもそも今期のマリノスの優勝ってどうなのよ?ってな思いもあったので。

この試合、行く目的はもう一つある。それは15000枚限定の"オシムうちわ"をゲットすること。 彼の、すごいんだか単なる虚栄心が高いだけなのかは分からないが、とにかく発言するたびに 周りがざわめくと言われる、心に響く?語録がプリントされたうちわがどうしても欲しかった。
でもこういうのって後でどうしてあんなに一生懸命になってゲットしようとしたのか分からなく なったりするものだが、そしてこれもそんな感じなグッズな訳だが、とにかく今週の私はそれが 欲しかった。
という訳でキックオフ1時間半前にスタジアムに到着した。



これが苦労して手にいれたオシムうちわだ!
ちなみに裏にはちゃっかり市原主催試合のご案内が。

この一時間半前という中途半端な時間は無論たっぷりと市原の集客力を舐めていたからだが(レッズサポの大挙来襲だけが 気になったので一時間半前)、スタジアムに到着するとそれはとてもとても甘かった事に気づく。 何と市原戦で!入場待ちの列が出来ていた。しかも例の公園の中をぐるぐると幾重にもわたって。 更に驚いた事に千駄ヶ谷門の方が代々木門に比べ列が長い。しかも異常に。
頻繁に国立に行かれる方はご存じだろうが千駄ヶ谷門はホーム入場口。つまり市原側である。後で気づいたのだが、 このうちわ、代々木門では配らなかったのである。みんな考えていることは同じなのだナァ。ちなみに 私は代々木門から入り千駄ヶ谷門に行って配っているおじさんにもらった。

しかし千駄ヶ谷門の列が長いのはそれだけでは無かった。予想以上に市原のユニフォームを着ている人が多いのだ。 テレビで見ている限りなので失礼に当たってはいけないと思いつつもでもたぶん間違いがないが、 いつも臨海競技場がお客で溢れかえっているようにも見えない。それなのにこの日はどこから湧いて出てきたのだろうか、 入場ゲートをくぐるとそこはレッズサポーターと対等なぐらいに、いやそれ以上に多いジェフサポーターが数多く闊歩している。 そして客席もレッズ側とほぼ対抗できるくらいに黄色で埋まっていた。更にこの日は上部席を解放しなかったため 自由席は階段まで人が座る始末。ホントにこの試合、市原の試合かと どこまでもジェフを舐めきっている自分なのです。

試合は、まあ市原が前半堅すぎた。やはりガチガチなようで全く動けていないように見えた。 後半は"普通"に戻ったが、時既に遅し。やはり相当プレッシャーがあったのだと思う。 しかし市原のサッカーはやはり観ていて楽しい。いらいらさせられない。 シンプルでしかも早く力強い。2ndも大いに期待したい。

ちなみに試合後のジェフサポの反応が気になっっていたのだが、拍手が大半、だが中には罵声も、という感じだった。 多くがその健闘ぶりを讃えていたが、最後の失速感はやはり失望なのだろう。私でも拍手するか罵声を飛ばすか かなり悩むシチュエーションであった。でも私から言わせれば、皆さん贅沢ですよ(笑)。



2003年7月27日

いきなりだが、次週は国立に行くか横浜国際に行くかで迷っている。 横浜は既にチケットが5万枚も売れているらしいし(いくらタダ券を巻くとは言え、 ホントにこんなにくるのか?)優勝にももっとも近いし、更に我が家からも比較的行きやすいので、 本来ならこっちなのかもしれないが、どうにも横浜の醸し出すアノ雰囲気が好きではない 及び心情的に市原サポに一方的シンパシーを感じているので、国立に傾いているのが今のところの気持ち。

えっ、湘南戦?
行きましたとも、今週も等々力まで行って裏切られました。今や負けても淡々としてしまう自分の感情が悲しい。
だから、少しでも頭を冷やすために違うサッカーを見たい今日この頃なのである。 そしてまともな間々記を書くためにも…(笑)。



2003年7月21日

正直に告白すると、この週末、私は湘南のホームゲームよりTVで見るであろう磐田対市原の方が 待ち遠しかった。湘南は今の状態からすると今シーズンはあまり芳しいフィナーレは迎えられないだろう。 何と言っても現順位(ビリです)を一つでも上げるというあまりに低いレベルのシーズン目標 は"目標"とと言えるかどうかも怪しく、そんなシーズンをあと半分も戦わなければならない というのは応援しているほうとしてもチト辛いのである。

無論、相も変わらず土曜になれば平塚に赴き、声を枯らし応援はしているのだが、 予想通りというか、この週末の対札幌戦も内容の悪さに見ていて痛々しささえ感じてしまった。 今シーズン、あと半分もあるのかとため息さえ出る始末である。

そんなため息ばかりの現実(笑)の息抜きとして、楽しみにしていたのが、この試合だったのである。 試合はそんなだめチームを応援する我々に対して、まるで別世界のサッカーをみるような レベルの高い、熱い好ゲームだった。何より双方走り負けをしていない。まるで両チーム合わせて 44人程度はフィールドに選手がいそうなくらいの運動量だった。 少なくとも湘南の5倍は選手たちが動いている。 そんな試合を見てはまた私はため息をついてしまった。

湘南に関して言えば、とにかく選手が走らない。ここぞと言うときでも、MF陣は"がっちりと守った" ままなのである。まるで当方のFWにはロナウドとビエリがいるかとでも思っているかの ように攻撃はFWにお任せ状態なのである。攻めるたびにおいおい今攻めてるんだぜ、上がれ!という声が 観客席のあちこちから聞こえる。きっと選手たちにも聞こえていると思うのだが、選手はいつまで たっても、そしてどんな状態に陥っても一部の選手を除きその場を動かないのである。 臆病者の集団は見るに堪えられない。

僕らはそんな試合をもう4ヶ月以上見ている。そして、たぶん、あと4ヶ月間見ることになるかも知れない。 今年ほど他クラブのサポーターがうらやましいと思えるシーズンもない。 死力を尽くして走る戦う男たちがしのぎを削った磐田対市原戦を見て心底そう思った。



2003年6月24日

以下は超長文である。饒舌をお許し頂きたい。

私はこの大会、コンフェデレーションカップでの日本の戦いぶりは 悪くなかったと思う。それが例えグループリーグ敗退という結果を受けたとしてもだ。

第1戦のNZ戦の感想は前回書いた通りなので省略するが、2戦目のフランス戦・3戦目の コロンビア戦とも十分に戦えていたし、むしろどちらも相手の動きを凌駕していたポテンシャルだったと思う。 このあたりはかつての日本代表と比べても遜色ないどころか、驚くべき内容である。 何より面白かった。誰が5年前にフランス・コロンビアを相手にFIFA主催の国際大会で内容で 圧倒するサッカーを我が代表が披露するなどと想像しただろうか?
そういう意味では我が国のサッカーレベルも代表という範疇に於いてはベースは相当に上がったと言える。

ただ、この結果には、「隔靴掻痒」という言葉がぴったりと当てはまるほどのジレンマを感じる。
チャンスを山ほど作れどなかなかゴールネットを揺らす事の出来ない攻撃、そして一瞬の致命的なミスを 相手の得点に繋げさせてしまう守備、そのどちらもさ散々言われ続けられている「経験不足」や 「集中力の欠如」といった言葉では足りない"何か"があるとしか思えない。 とにかくその"何か"の差がW杯常勝国と我が国の差だと感じる。 ただ、それでもこのレベルでの戦いで相手と遜色の無いレベルでの試合をみせられると言うことは喜ぶべきことではある。

では、そんな結果を受けてジーコ監督にYESかと問われれば残念ながら私はNOと答えてしまうのだ。

こんな書き方は最初から決まっていたような結論を出すようなもので、後出しジャンケンのようなばつの悪さもあるが、 この6月シリーズを終えて、サッカー協会には監督交代を促したい。

理由としてジーコ監督になってから2勝という戦績やコンフェデでのグループリーグ敗退等の事実から導くのは簡単だが それは短絡すぎるとも思う。私はそれ以上にジーコには代表監督としてのマネージメント能力の欠如が明らかであり、 このままではW杯予選という最も苦しい戦いを任すには大いに不安であるということを理由としてあげたい。 この場合のマネージメント能力とは狭義で言えばチーム作りと言葉に置き換えても良いものだ。

具体的な点を挙げれば、まずそのチーム編成に納得がいかない。チーム作りという最も大切なところで 人材登用及び組織作りに無理がある。

Jクラブで多くのチームが採用していない4バック。
かのドーハの時に都並のバックアップ人材に苦しんだ事実からも、システムにこだわるのなら、 DFに関するポジションは複数のポジションをこなせる選手を幾人か抱えるか、それが叶わなければ多くの人材を擁する システムにて構築するのがチーム構築のセオリーかと思えるのだが、 ジーコは強引とも言える(そして根拠に乏しい)4バックを推し進めており、 当初から言われた層の薄さへの危惧は1年あまりたった今でも解消されていない。 ついには怪我等もありこのコンフェデ杯では本職とはかけ離れた三都主を起用するという何とも付け焼き刃的な人事を 行ったのには驚きを持つ。今後もこの形で行くつもりなら守備というものを軽んじているとしか思えない。 果たしてジーコ監督には4バック派のベルデニック名古屋監督の”名古屋が3バックを選ぶ理由”はどう聞こえたのだろうか。

また、実際の戦術面に於いても、攻撃は自由に個人の発想でというのがジーコ流だが、現代のサッカーにおいて、 これが出来るのは日韓ワールドカップでのブラジルチームぐらいであり、あれも3Rという超スーパーなトリオがいたから、 及び元来自由奔放なところから生まれ歴史と伝統あるブラジルという国だからこそ出来たチーム。 まさにブラジルならではのサッカー故にしか構築できないものである。

それを全く国民性もそしてそのサッカーの性質や歴史に関してもまったくブラジルとは正反対の国で 同じようなものを行おうというのが無理がある。
あまりに決め事に縛られすぎるのも問題だが、最初から戦術的なところが何も無いところ で好きにしろというのは監督としては仕事をしていないにも等しく、それは無能と言われても仕方ないところである。 ジーコ監督はワールドカップ時のブラジルチームを見て岡田マリノス監督が嘆いた言葉をどのように聞いたのだろうか?

また、今回のコンフェデレーションカップで明らかになったのが、その危機管理能力の欠如である。これもマネージメント 能力の大切な一つであるが、彼にはこの考え方そのものがあるとは思えない。

まずこの大会に臨む目標が「優勝を目指す」と言うからには5試合を見た上(少なくとも決勝トーナメントに 進むための3試合での選手配分)での選手起用を考えるものだと思うのだが、 (大会日程のきつさから言っても何処かで選手を休まさなければとても持たない)ところが彼はこのあたりを あまりに考慮に入れていないとしか思えない姿勢が見受けられる。

普通なら3点差ついたNZ戦あたりで交代枠を使ってサブ組を試合に慣れさせ、レギュラー組を休ませるのが普通であろう。 ところが彼はこの試合のみの事を考えたのかレギュラーメンバーを一人も交代させずにフルで使ってしまう。 ここでの交代無しが後のコロンビア戦に響いたのは日本のパフォーマンス低下を見ても明らかである。

またそのような2週間に5試合というスケジュールに臨むのなら(しかも勝ち抜くという目的があるのなら) 、怪我人等が出るというアクシデントを想定すべきで、この場合の対処として キリンカップ等の親善試合時に選手の組み合わせの可能性を今少し検討し確認すべきだが、 その可能性を探ったのはわずかに大久保ぐらいか。
確かに大久保は良くやっているが、結果が不発に終わった今ではFWの遠征メンバー選択が後は 永井だけというのではかなり寂しい。付け焼き刃的な三都主の右サイドといい、 このあたりの管理能力は代表監督として如何なものだろうか。

例えばこのあたりの能力を前任者のトルシエ氏と比べた場合、来るべき本番(=W杯)に備え、 彼は例え負け試合でもあらゆるパターンでの組み合わせを考えていた節が見え、それが試合を見ている我々にも分かるため、 彼の"ラボ"という言葉がある程度信憑性があった。何よりそれはW杯に対して危機回避の方策を打っていると理解できたのだ。

逆にジーコ監督には各試合に臨む場合、危機管理とまで言わなくともチーム編成のための実験をしているという面は薄く、 怪我人や不足の事態といった事をあまり考えていないため、先に述べた危機回避が何も計られていない。 そして普段の言動を信じれば、彼はどんな試合に於いてもその時々のベストの人選をして試合に臨むという(つまりいつでも全力投球)、 最もアクシデントがあってはいけない(そしてそれにすぐに対応できなければ即敗退につながるというシビアな) W杯予選を控えたチームの監督としては何とも危険な、そしてギャンブル的な要素の強い指向を持った監督だと言うことが分かる。 そのつけが現在の3人しかいないFWという危機的とも言える編成で (最終目標では無いにしろ)「優勝を狙う」とまで言った大会に臨まざるを得なくなってしまった一因では無いだろうか。

チームを作る上で一つでもアクシデントに対するリスクを減らすために誰が出ても 同じクオリティにするという明確な意志とコンセプトを持った前任者のトルシエ氏と、 幻想とも言える選手のハイパフォーマンスに頼りすぎな姿勢を崩さず、アクシデントを考慮しない 願望的リスク管理(もし彼にリスク回避の考えがあるのなら私はそれをこう呼ぶ)しか行おうとしないジーコ氏のスタンスを 比べた場合、後者は明らかに危険であり、予選免除の 無い次回ワールドカップに向かう現在に於いてはその任には適さない。

冒頭にも述べたが今回のコンフェデでの日本代表のサッカーは悪くなかったと思う。 いやむしろ面白いサッカーだっとも思う。但し、内容が面白くとも勝たなければ意味は無いことであり、 今やプロの試合でを勝ち抜くためにはそのチームの総合的なマネージメント能力までが必要だ。 そのような状況の中で最もシビアなW杯予選を勝ち抜くにはジーコのココまで見せたチーム マネージメント能力では大いに不安であり、結局このコンフェデを勝ち抜けなかったのも その能力の欠如から来るものであると結論付けると、彼に今回の代表を任せるのは少なくとも時期早々であると考える。

もちろんジーコ監督への決別は大切な日本サッカーの恩人を失いかねないということにも つながるが、このままずるずる行くよりは今結論を出すことが互いにとってずっとましな選択肢であると信じる。
協会の早期の英断を期待したい。



2003年6月19日

コンフェデレーションカップ第1戦、対ニュージーランド戦に限ってはあまり効果測定の 範疇に入らない試合だったというのが率直な感想。選手には申し訳無いが相手が弱すぎた。 ただ、どんな時でもこのレベルのチーム(国)とは余裕があるぐらいの試合運びが 出来る位置に日本はあるということが分かったことは少し誇らしい。一昔前に比べれば、それはそれで 隔世の感あり。

次のフランス戦も普通なら今度は逆にレベルが高すぎて効果測定には向かないのだが、 1戦目の対コロンビア戦の結果を読む限り、同国もだいぶお疲れのご様子で、 現在の日本代表のレベルを図るにはちょうど良い相手かも知れない。

この対フランス戦は、結果より「何が出来、何が出来なかった」及び「何が代表の戦いぶりに見えた」かが重要であり、 それにより自ずとジーコへの賛否への結論が見えてくる一戦でもある。約2年前、同じ フランスで同代表から強烈なパンチを喰らい、そこで見えたものがその後の 日本の進路を決めたように、今度もチームの立つ位置(前回はチームの方向性、今回はチームそのものの存在性 を問われている)は違えどその進路を決める大事な一戦である。

ちなみに私は次の試合において、結果はともかく、対NZ戦のような中盤スカスカで DFとMFを含めた攻撃陣が乖離しボランチはサントスの背後を埋めるのに必死で、 ゴール前では選手個々がコネコネするようなサッカーを90分間見させられたら ジーコ監督続投には同意出来ない。それがジーコ監督の考えるサッカーだとしたら尚更である。

ともかく注目の一戦である。



2003年6月8日

まだ我慢する。ある言葉が喉元まで出かかっているけどまだ少し見守りたい。

湘南は監督が替わって少しばかり光が見えてきた。
代表は…、相変わらず何も見えない。
アルゼンチン戦後のジーコのコメントがサミア氏が湘南を辞める直前の数試合に 述べていた事とだぶる。曰く、経験が足りない、集中力が不足している…。
そんな選手を補正してチームに仕立て上げるのが監督だと思うのだが。

何がやりたいのか少しでも見せて欲しい。それなら負けても希望が持てる。 頼むジーコ監督、そろそろ06年ワールドカップに延びるロードマップを見せて頂きたい。



2003年6月1日

……っていうか、そんな事分かっていたろ。ジーコ監督に戦術が無いってことぐらい。
選手の自主性を尊重し自由な攻撃を目指すジーコ戦術を馬鹿らしいくらいに もてはやしていたのはどこの誰なんだか。

それを今更攻めのパターンが見えないだとか、攻撃法を選手に任せる戦術は 日本人には難しいだとか手のひら返したように言い出すマスコミって一体何なの。
総じて節穴?馬鹿?それとも人物の好き嫌いが評価基準なの?

しかもたかが一試合負けたぐらいでガタガタ言い出すなんて 今までの経験をなーんにも学んでいないんじゃない?ここは6月シリーズを 総じて見るべきじゃないの?

こちとら自分の引っ越しで日韓戦どころじゃ無かったけど、 ジーコの日本代表の戦い方に対しての疑問は1戦目から感じたよ。これは俺がエライとか そんなことじゃ無くて、普段からサッカーを見ている俺の周りの人間は同じ意見だったんだから。 普通、分かるだろ。あれ見りゃ。

メディアの今更のジーコ追求に呆れて逆にジーコが可哀想に なってきたよ。ホント呆れた。呆れすぎて書き言葉まで荒くなっちまった。



2003年5月28日

土曜日、懲りずに平塚へ行く。
試合開始のホイスッル直後、センターサークルでの熊林の弱々しいバックパスを 見た時に、私はこの日の負けを予感する。結果はご存じの通り。 多くの失望と怒りがその後の90分間私の心を包んだ。 5月の湘南には金を取って人に見せられるレベルのサッカーは存在しなかった。 そしてこの日はその集大成だった。目の前で繰り広げられているものは"絶望"という 名のインチキで弱虫のゲームだった。

日曜、口直しにと横浜国際にマリノスVSレッズを観に行く。
この日の観客は約4万人。レッズサポの大挙来襲もあり、雰囲気は "これぞプロサッカー"だった。

驚いたのはエメルソン。以前の"ボールを持ったら離さない子犬ちゃん"状態から、 今はパスの中継地点の役割までもきちんと果たしている。しかもここぞという時の スピードとテクはずば抜けている。レッズの虎の子の一点はエメルソン無しには あり得なかったであろう。
反対に山田の動き出しの遅さと永井のFWとしての駆け引きの 下手さ(何でいつでもオフサイドゾーンにいるのだろう。周りの相手DFを見ていないのか)には 少々がっかりしたが。

マリノスは運が無かった。前半で一点決めていれば勝てたであろう展開ではあった。
奥はクレバーだった。松田は相変わらず馬鹿だった。で、この日は馬鹿の方の影響が優った事が この結果だったのだろう。それだけにこの負けはマリノスにとってはダメージが大きいと思うのだが。


いつの間に、横国にこんな記念碑が…。
あれから一年ですね。

それにしても相変わらずビッグクラブを標榜するには横浜は控えの層が薄い。 カフー採りに失敗し尚かつたいした補強も出来なかったらそれこそ2ndは大変であろう。 さてフロントはどうするのか。見物である。

月曜、湘南のサミア監督辞任が発表される。後釜にはサポ待望の山田松市氏。 監督が変わって大きくチームが変わるかは解らないが、あれだけダメなプレーぶりを発揮するチームもなかなか無いので、 その雰囲気を変えるという意味でもこの治療法しか無かったと思う。 (まさか選手を今更解雇するわけにもいかない)
この低迷の原因を作ったのはサミアかも知れないが、責任は選手の方が重い。 安全な横パスと走らない上に守備もアリバイ作りが見え見えな選手を山田監督にはとにかく矯正して欲しい。 そう、来年度に向けて時間はたっぷりあるのだから…。

火曜、注文していた「東アジア選手権」の公式プログラムが届く。思ったより立派な作りで驚くが、それよりも 中でのインタビューで韓国代表のイ・チョンスの自身っぷりがもの凄く、それにより驚かされる。確かに良い 選手だが、今後が少し心配だ。

そして明日からしばらく更新が出来ない。自身の転居準備の為である。(日韓戦もろくにみれそうに無い) それに伴いプロバイダーの一部が変わるため、 スタジアムガイドを休止することになった。落ち着き次第、再公開したいと思っている。 いろいろとバタバタしている今日この頃である。それでは。




2003年5月18日

最近のサッカー界はもう笑うしかない出来事ばかりで私は少々苛ついている。

そもそも、SARSやら戦争やらという外的要因が大きいのだろうが、相次ぐ代表のマッチメイクの不手際は一体どうなんだろうか。 平田某氏には同情もするが、こんな時だからこそわざわざお役所から引っこ抜いたほど あると思われる能力の一端でも見せて欲しいのだが、結果が前任者がやっても同じだった だろうと思われる現状では彼を通じて日本の役人レベルも思い知れてしまう。大丈夫か日本国家。

カフーの移籍問題に関してはマリノスの対応に注目している。最終的にカフーが移籍拒否をした場合 法廷で争うことも辞さないなどとマリノスフロントは言っているらしいが、そもそも これを裁くのはどこの裁判所なのかと疑問が浮かぶ。例え日本で行ったとしてもそれは国際間の契約に対し 有効なのだろうか?もしそれがFIFAを指しているのならろくな解決にはならないだろうとは予想される。
私は正直マリノスというクラブの成績なんぞはどうでも良いのだが、こんなにも舐められている日本のサッカークラブの ていたらくさにがっかりし、そしてそれを象徴するようなマリノスフロントの不手際には呆れてしまうのである。 (例えその原因がカフー側にあるにせよ、そういう奴らと交渉していると最初から分かっていたと思うのだが)
もし、今後この問題に対しマリノスが曖昧に終わらせるようなら、これから日本のクラブは当分舐められっぱなしが続くであろう。 例え消耗戦になっても横浜のフロントはきっちりとした結果を出すべきである。それが日本サッカーの 為にもなる。

そして湘南。
もう言葉も無い…。今は「夜明けの来ない夜は無い」という言葉も嘘としか思えない。誰か信じられる言葉を私に授けて欲しい。



2003年5月4日

大宮サッカー場へ向かう途中、駅前のチケットぴあで予約していた東アジア選手権のチケットを引き取る。
この時、記入用紙にその開催日を書きながら、ふと日韓ワールドカップからもうすぐ一年になることに気づいた。

あの時、誰もが代表チームの一挙手一投足に注目し、試合でゴールネット揺らしてくれることを心から祈っていた。
そして今、もしかしたら多くの日本人は早くもその感覚を忘れてしまったのかもしれないが、 僕は今だに毎週あの時と同じように祈っている。ゴールを待っている。勝利を渇望している。

そう、僕はまだあのワールドカップと同じ気持ちを毎週持てる苦しくも楽しい日々を送れているようだ。



この網の中には全てのものが詰まっている。

さて、その"苦しくも楽しい日々"の根源である湘南だが、誠に持ってふがいないシーズンを迎えている。9節を終わって2勝7敗で 11位。開幕前は昇格ダークホースの声も有っただけに、そして前シーズンの後半の勢いから、サポーターも大いに期待しただけに 最悪の出だしである。

メンバーはそれほど替わっていないためこうなると新任したサミア監督を巡って更迭論がいろいろなところで語られたりして しまうのだが、私はサミア監督の目指すサッカーはそれほど悪いとは思えない事もあり、更迭論には与していない。

では低迷の原因は何なのか問われれば、私自身はこの低迷ぶりは選手個々、もっと言えばクラブとしての在り方に起因している より根深いものであると答える。そしてその根拠は(この日の大宮でも見られたのだが)、 選手個人個人の冒険をしなさすぎるプレーぶりにある。

きっちりとフォーメーションは守っているのだが、ここぞと言うときの攻め上がりに対し、自分の持ち場を離れてでも前に出て行く 勇気が無く、結果的には持ち場でのボールウオッチャーになりやたらと動きの少ないサッカーになってしまう。
外から見れば今だここだ!という瞬間は分かるものだが、選手にはそう感じていないのか、評論家の湯浅氏の言うところの "爆発的なフリーランニング"がまるで無いのだ。

もちろん(特に湘南はゾーンディフェンスなので)監督から言われたフォーメーションは大事だが、いわゆるマニュアル通りの サッカーでは勝てないし、そもそも見ていても意外性が無く面白くも何ともない。

では、更にその理由は?と探していくと、これは若い選手が多い湘南のチーム構成が故、経験の少なさから発せられるものでは 無いのだろうか。そしてクラブはこの経験不足に対し、"経験豊富"ないわゆるベテランをベンチにでも 揃えて対処しているかと言えば答えはNOなのである。

湘南は降格する99年から若手ばかりの編成が続いており、ベテランにあまり頼っていないクラブである。
それはそれで獲得年俸が高いだとか、チームが考える構想や戦術に合わないだとか、いくつかの理由があるのだろうが、 いつまでたってもまるで若手育成の場のようでありクラブとして上積みというのが感じられないのも事実である。
若い選手ばかりだと勢いのある時は面白いが、ひとたびリズムが狂うとこれはもう悲惨なサッカーを演じてしまうのは 良くあることだ。まさに今の湘南がその通りで、それが前述の状態につながっている。

確かに外国人のベテランなども活用してはいるが、なかなか言葉や習慣の壁から、若い選手にこの"勇気"を伝えるものは難しいとも 思え、またそのようなポジションの選手を獲得してはいない。要は戦うクラブとしてはチーム構成のバランスが 悪いのでは無いかと思えてしまうのだ。

確かに今主力の選手達はあと数年我慢すれば大成する見込みのある選手ばかりなのだが、それを待っていてはクラブとして J2という境遇を考えた場合、持たない場合も最悪あり得る。 クラブとして昇格を目指すと宣言した以上、今年も含め、その構成バランスを今一度考えてはくれまいか。さもないとまた今年も 勢いだけのクラブになってしまい、やがてじり貧のクラブになりかねない。観客は育成だけのクラブに金を払うほど おおらかでは無い。

ちなみにこの日の湘南はドローとは言え(これで大宮とは5試合連続!)、出来は良くなっている。夜明けは近い。
(ああ、最後はサポ馬鹿になってしまった)






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